ワンピース:「本の町」神保町の町おこしに海賊が一役買う 青空原画展示会やグッズ販売も

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本の町・神保町で「神保町ワンピース カーニバル」を楽しむ人たち

 「本の町」で知られる東京・神保町を、尾田栄一郎さんのマンガ「ワンピース」がジャックするイベント「神保町ワンピース カーニバル」(本の街・神保町を元気にする会主催)が17日に開幕し、連日ファンなどで賑わっている。週末には、すずらん通りとさくら通りの路上に原画の写しやカラーイラストを展示する青空展示会が出現し、通行人が足を止めて見入る姿が多く見られた。また、スタンプラリーの景品交換所の前には列ができ、書店で販売されているグッズも飛ぶように売れている。

 「本の街・神保町を元気にする会」は、東京・神保町に多数ある書店の情報の一元化や書籍関連のイベント開催を目的に06年、設立された。「ワンピース」を発行する集英社も名を連ねている。同町のイベントといえば、「神田古本まつり」や「神保町ブックフェスティバル」が有名だが、新たな客層を呼び込みたいと、若い層を中心に男女問わず圧倒的な人気を誇る「ワンピース」に白羽の矢が立ち、今回のイベントが企画された。そして160店以上が参加する大イベントとなった。

 今、町はまさに「ワンピース」一色。集英社と地域で大規模な書店の一つ、三省堂には巨大な懸垂幕が掲げられ、街路灯にも垂れ幕が掛けられている。原画やイラストの展示は200点以上で、立ち止まって食い入るように絵を見る人、カメラを向けて撮影する人など思い思いに楽しんでいるようだ。フードコートには、魚介類が入った「海賊焼きそば」や「ウソップコーン」など、作品に関係する名前を付けた商品がそろった。スタンプラリーでは、主要キャラクター9人のスタンプを全部押すと特製シールがプレゼントされるため、台紙を手に町を行きかう人も多く見られた。町の中にマニアックな仕掛けがあるのも特徴で、中には屋根の上にトナカイのキャラクター「チョッパー」を置くなど、町のあちこちに“隠れキャラ”がいる点も、ファン心理をくすぐるようだ。

 そのお陰か、神保町では普段あまり見かけない女子中高生や若い女性の姿も目立つ。参加店では300円以上の買い物をするとスタンプが一つもらえ、三つ集めるとクリアファイルがプレゼントされるが、「ワンピース」と付いていれば「(店に)置けば何でも売れる」状態で、初日には特製うちわを300枚売り切った店もあったという。

 来場者数は明らかにされていないが、スタンプラリーの台紙は初日だけで6000枚以上出ており、1日で1万人以上が町を訪れたと見られる。集英社は「これだけ原画を出せるマンガ家は(尾田さん以外)なかなかいない。暑さに気を付けて、ぜひイベントを楽しんでほしい」と話している。イベントは8月1日まで。(毎日新聞デジタル)

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