ラノベ質問状:「境界線上のホライゾン」設定資料だけで700枚 ダイナミックで緻密な世界

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川上稔さん著、さとやすさん(TENKY)イラストの「GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン3<下>」(電撃文庫)の表紙

 話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、分割統治された中世の神州・日本で、空飛ぶ都市ともいうべき「都市艦『武蔵』」に乗る人々が、世界の終末を回避するために活躍する「GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン」(川上稔著、さとやす画)です。電撃文庫編集部の佐藤達郎さんに作品の魅力を聞きました。

 −−この作品の魅力は?

 訳あって戦国時代の日本と中世の世界各国が融合してしまった世界を舞台にした物語です。歴史上の著名な武将や人物を襲名(しゅうめい)したキャラクターたちが登場し、彼らが日本史と世界史で起こった出来事を再現しつつ、謎に包まれた世界の終末を回避するために活躍していきます。著者・川上稔さんのダイナミックなストーリーと緻密(ちみつ)な設定、それに魅力的なキャラクターと、三拍子そろった珠玉の作品です。

 −−作品が生まれたきっかけは?

 川上さんの壮大な構想として、時代を経て断続的につながる「FORTH」「AHEAD」「EDGE」「GENESIS」「OBSTACLE」「CITY」という六つの世界観があります。「境界線上のホライゾン」は、この中の4番目に当たる時代を描いたシリーズで、既に「AHEAD」「OBSTACLE」「CITY」のシリーズについて作品化されています。すべては、最初の作品を発表した10年以上前に構想ができあがっていて、それを順次執筆し作品として一冊一冊の本ができあがっています。

 −−編集者として、この作品にかかわる喜び、大変なことについて教えてください。

 「境界線上のホライゾン」を始めるにあたり、A4用紙で700枚の設定資料が届いたときには、本当にびっくりしました。実際に執筆に入っていただいた後も、一冊で1000ページを超える原稿を受け取ったりと、驚きの連続です。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 現在、3話の下巻まで全7冊が刊行されていますが、物語としては折り返しに入るかどうかといったところです。世界の末世に向かって、主人公をはじめとしたキャラクターたちがそれぞれの思いを胸にどんな運命を選択していくのか、楽しみにしていてください! (他の作品を読んでいない方はぜひ他のシリーズも手にしてみてください。根底に流れる世界観のつながりを楽しめると思います)

 アスキー・メディアワークス 電撃文庫編集部 佐藤達郎

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