MD松尾のヒット解析:キネクトはMoveの4分の1 「コール オブ…」首位、GT5品薄懸念

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 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが15~21日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

 ◇先週(15~21日)の結果

 Z指定(18歳以上対象)のFPS(一人称視点シューティング)「コール オブ デューティ ブラックオプス」(PS3・Xbox360、スクウェア・エニックス)のPS3版がトップでした。前作「モダンウォーウェア2」の約1・5倍の売れ行きを記録しており、今後にも期待が持てそう。12月には吹き替え版も発売予定で、本体の伸びも伴い、より幅広いユーザーの注目を集めそうです。2位は「ワールドサッカーウイニングイレブン2011」(KONAMI)のPSP版がランクイン。発売初日はやや落ち着いていましたが、週末でぐっと売り上げを伸ばしました。前週1位だった「タクティクスオウガ 運命の輪」(PSP、スクウェア・エニックス)も3位と引き続き好調です。

 新型本体も発売されましたが、こちらはPSPの新色が「ブラック/レッド」を中心に圧倒的な人気。「モンスターハンターポータブル3rd」(カプコン)の発売を間近に控え、発売当日の混乱を予想して本体はあらかじめ購入しておくというユーザーが多いと分析しています。

 コントローラー不要のXbox360向け体感型ゲームシステム「キネクト」も20日に発売。ダンスゲーム「ダンスエボリューション」(KONAMI)が圧倒的な人気だった半面「体で答える新しい脳トレ」(バンダイナムコゲームス)などライトユーザー向けのタイトルは苦戦。本体同梱版の売れ行きが思ったほどではなかったことも加味すると、本体を持っている既存ユーザーが中心だったといえるでしょう。売り上げ的にも10月に発売されたPS3向けコントローラー「Move」の約4分の1程度と、こちらもやや厳しい滑り出しとなりました。

 ◇今週の動き

 延期でファンをやきもきさせた話題のレースゲーム「グランツーリスモ(GT)5」(PS3、SCE)が断トツでしょう。これまでに発売された「プロローグ」と異なり、大衆車も収録され「自分の車でサーキットを走る」という体験ができるのは大きな利点。予約の勢いもすさまじく、一部の店舗では初回限定版の予約を打ち切っています。品薄も予想されるので、早めにお店に行くことをお勧めします。2位は人気シミュレーションの最新作「スーパーロボット大戦L」(DS、バンダイナムコゲームス)か。3位は年末商戦向けのスポーツゲーム「マリオスポーツミックス」(Wii、任天堂)やアドベンチャーの「ダンガンロンパ」(PSP、スパイク)あたりか。「ダンガンロンパ」は新規タイトルですが、大山のぶ代さんが声優を務めるなど話題性もあり、期待しています。

 ◇ランキングは次の通り(15~21日・TSUTAYA調べ)

1位 コール オブ デューティ ブラックオプス(PS3)

2位 ワールドサッカーウイニングイレブン2011(PSP)

3位 タクティクスオウガ 運命の輪(PSP)

4位 スーパーカセキホリダー(DS)

5位 スーパーマリオコレクション スペシャルパック(Wii)

6位 ワールドサッカーウイニングイレブン2011(PS2)

7位 とんがりボウシと魔法のお店(DS)

8位 ワールドサッカーウイニングイレブン2011(PS3)

9位 コール オブ デューティ ブラックオプス(Xbox360)

10位 ドラゴンボール レイジングブラスト2(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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