るろうに剣心:佐藤健が剣心に! 「龍馬伝」の大友啓史監督で実写映画化

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実写映画化が決定した「るろうに剣心」の主人公・緋村剣心(左)と剣心を演じる佐藤健さん (C)和月伸宏/集英社

 和月伸宏さんの人気マンガ「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−」が実写映画化され、主役の緋村剣心(ひむら・けんしん)役を俳優の佐藤健さん(22)が演じることが28日、明らかになった。10年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で“人斬り以蔵”と呼ばれた維新の志士・岡田以蔵を演じた佐藤さんが、架空の人物だが以蔵をほうふつとさせる伝説の人斬り・剣心をどう演じるかに注目が集まる。同じく「龍馬伝」でチーフ演出を務めた大友啓史監督がメガホンをとり、12年に公開予定。

 「るろうに剣心」は、94~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、コミックスは全28巻で累計5000万部以上を発行したマンガ。世界23カ国で翻訳版が刊行されるなど、世界的な人気を誇る。幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、明治維新後「不殺(ころさず)」を誓った流浪人(るろうに)として、さまざまな人たちとの出会いや、宿敵との戦い経て、新たな時代の生き方を模索していくという物語。96~99年にフジテレビ系でテレビアニメが放送され、「JUDY AND MARY」など主題歌を担当したアーティストが次々にブレークするなど話題となった。11年はテレビアニメ化15周年に当たり、4月には9年ぶりに新作アニメが制作され、劇場版やOVAの初ブルーレイディスク化も発表された。

 佐藤さんの元には「龍馬伝」に出演する以前から今回のオファーが来ていたといい、実写映画化実現には佐藤さんの存在がなければあり得なかったと松橋真三プロデューサーは熱く語る。「剣心というキャラクターは、過去の業を引きずりながらも、愛くるしい笑顔が魅力で、『週刊少年ジャンプ』の中でも最も愛された作品の一つで、女性読者も多かった。自らの宿命と対峙(たいじ)しながらも、決して暗くならず、周りを安心させる笑顔ができる役者は、いま佐藤健しかいない」と明かしている。

 現在、殺陣の練習をしているという佐藤さんは「『龍馬伝』で演じた岡田以蔵役では、心を無にして以蔵という役を生きることに集中していましたが、今回の剣心という役は、原作のある作品で誰もが知っているキャラクターだからこそ役を生きるだけでなく、“見せる”演技が問われていると思います。ディテールにもこだわって、スタッフさんと剣心像を作っていきたいと思います。一生懸命頑張りますので、ぜひ期待してください!」と意気込みを語っている。

 大友監督は、4月30日付で20年間在籍したNHKを退局。今作はフリーとして監督する1作目の作品となる。大友監督は「『るろうに剣心』は世界中にファンがたくさんいる漫画だからこそ、原作をリスペクトしつつ、より楽しんでいただけるよう、映画ならではの魅力にあふれた世界観を作っていきたいと思っています。幕末から明治へと時代が変わりゆく中、登場人物たちは変革を楽しみ、激動のうねりの日々を生きていきます。殺さずの誓いをたてた人斬りの剣心、彼が切れない刀1本で、いったいどうやってその時代を切り開いていったのか、迫力あるアクションとともに上質のエンターテインメントをお見せします」と自信をのぞかせている。そして「佐藤さんとは『龍馬伝』で信頼しあってやってきた仲。今回は彼の魅力をさらに引き出すべく、“人斬り”の業にこだわって、芯強く生きる剣心をお見せしたいですね。佐藤さんが衣装を着て剣をふりかざす姿はまさにそんな剣心そのもの。アクション場面では彼の高い身体能力が存分に発揮されています。役者が一つの作品の中でどんどん進化していくのはすごいこと。彼自身が乗っていることがよく分かりますよ」と佐藤さんに大きな期待を寄せている。

 また、原作者の和月さんも佐藤さんに対して、「この企画が動き始めたばかりのころ、妻と『主役の剣心は誰がいいかな?』と話したところ一番に挙がったのが佐藤健さんでした。なので決定したときは本当に驚き、それ以上にうれしく思いました。素晴らしい演技、期待しています」、大友監督に対して「『龍馬伝』楽しく拝見させてもらいました。龍馬と弥太郎の対比が人間味あふれていて面白かったです。『るろうに剣心』原作はアクションの多い少年マンガですが今回の映画では大友監督の人間ドラマの演出に期待しています」とコメントを寄せている。

 映画「るろうに剣心」の主演以外のキャストについては今後発表していく。製作はワーナー・ブラザース映画で、11年夏にクランクインし、12年に公開予定。(毎日新聞デジタル)

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