9月放送のNHKドラマ「眠れる森の熟女」で初主演を務める草刈民代さん
9月放送のNHKドラマ「眠れる森の熟女」で初主演を務める草刈民代さん

 元バレエダンサーで女優の草刈民代さんが、NHKで9月から放送の連続ドラマ「眠れる森の熟女」でドラマに初主演することが20日、明らかになった。ドラマはふた回りも違う年下の男性とのロマンスを軸にヒロインの新しい挑戦を明るく描くラブコメディーで、離婚調停中の専業主婦を演じる草刈さんは「コメディーと聞いて心が弾みました。このような役柄を演じられるとは思わなかったので、本当にうれしく、やりがいを感じています」と意気込んでいる。

 ドラマは、同局の火曜の夜の「よる☆ドラ」枠で放送。脚本は11年のドラマ「胡桃の部屋」(NHK)などを手掛けた篠崎絵里子さんが担当する。物語は、夫に突然離婚を切り出された専業主婦の千波は、子供の親権を守るため、仕事に就き、新しい生活を築こうと奮闘する。そんな中、仕事先の高級ホテルでふた回りも年が若いイケメンの御曹司で通称“王子”といわれている高岡祐輔に出会うが、祐輔は従業員の前ではパーフェクトな人格も、本心は屈折しており、最低な性格だった……という内容。千波の恋の相手・祐輔を瀬戸康史さんが演じる。

 そのほか、磯野貴理子さん、朝倉あきさん、榎木孝明さん、山本圭さん、森口瑤子さんらも出演。若い“王子”とのほのかな恋愛を軸に、夫や息子、夫が思いを寄せる同世代のキャリア女性、独身を貫いてきた女友だちなどとの人間関係についても斬新な視点で描いていくという。なお、草刈さんの同局でのドラマ出演はドラマデビューを飾った大河ドラマ「龍馬伝」(10年)以来となる。

 作品について、草刈さんは「台本をいただき、面白くて一気に読んでしまったのですが、篠崎さんのせりふがとてもリアルで、どんな感じで芝居が進んでいくか楽しみ。『試練は乗り越えられる』ということを明るく、前向きに描いている物語だなと感じてます」とコメント。

 また、年下男性との“ロマンス”について、瀬戸さんのような年の離れた若者との恋は想像がつかないと言いつつも、「人生何が起こるかわからない。人は意思をもった瞬間に、今まで開けたことのない扉を開けてしまうこともありますし、『生まれ変わる』こともできると思います。今回は千波さんの人生を通してそのことを体験し、扉を開いてみようと思います」と役への思いを語った。

 一方、共演の瀬戸さんは「草刈さんに初めてお会いした際に、ごあいさつできたのは一瞬でしたし、今まで年の差の恋愛なんて考えられなかった僕が、人生のよいことも悪いことも乗り越えてきた大人の女性が持つ色気や、雰囲気に支配されそうになった感覚を今でも覚えています」と振り返っていた。「眠れる森の熟女」は、9月4日からNHK総合で毎週火曜午後10時55分に放送。全9回を予定。(毎日新聞デジタル)