特撮博物館:庵野監督監修でウルトラマンなど模型500点を展示

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「館長 庵野秀明 特撮博物館」に展示された「メカゴジラ」の着ぐるみ

 アニメ「エヴァンゲリオン」などで知られる庵野秀明監督が監修した特撮がテーマの展覧会「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」が10日に東京都現代美術館(東京都江東区)で開幕する。「ウルトラマン」「ゴジラ」「ガメラ」シリーズといった日本を代表する特撮作品の撮影に使用されたミニチュア模型やデザイン画、着ぐるみなど約500点が円谷プロダクション、東宝、大映など制作会社の枠を超えて一堂に会す。

 東京都現代美術館では03年から毎年、スタジオジブリの企画協力のもと、アニメに関する企画展を行っており、10回目となる今年は特撮作品をテーマに、“館長”は庵野監督、“副館長”は樋口真嗣監督が務め、「超人」「人造」「技」など大きく六つのコーナーに分けて展示。近年の特撮作品の多くは、CGやVFXを駆使して制作されているため、ミニチュア模型を使って撮影された特撮作品は減りつつあるが、同展覧会では失われつつある職人の技を紹介することで、その魅力に迫る。

 「超人コーナー」ではウルトラマンのマスクや飛行シーンの撮影に使用されたミニチュア模型、カラータイマーやウルトラバッジなどの小道具を展示。デザインを手がけた故・成田亨さんが描いたウルトラマンの初稿デザインや科学特捜隊基地のデザイン画、「シルバー仮面」「スペクトルマン」「怪傑ライオン丸」などのマスクも登場する。「人造コーナー」では「モスラ」「惑星大戦争」「日本沈没」「マイティジャック」で使用された戦闘機や宇宙船、東京タワーのミニチュア模型、「メカゴジラ」の着ぐるみなどが展示される。

 「力コーナー」は、90年代以降に制作された作品を紹介。平成版「ガメラ」シリーズや「大決戦!超ウルトラ8兄弟」「日本沈没」(06年版)といった作品で使用された横浜赤レンガ倉庫や銀座和光ビルなどのミニチュアが披露される。ほかにも、東宝撮影所にあった倉庫を再現した「特撮美術倉庫」コーナー、故・円谷英二さんの仕事に焦点を当てた「特撮の父」コーナー、「ゴジラ」などの特殊美術を担当した故・井上泰幸さん、「大魔神」の造形を手がけた故・高山良策さんら特撮作品を支えた職人の仕事を紹介する「技コーナー」もある。

 会場では、「風の谷のナウシカ」(宮崎駿監督)の巨神兵の登場シーンの作画を手がけた庵野さんが企画し、平成版「ガメラ」シリーズなどを手がけた樋口監督がメガホンをとった特撮作品「巨神兵東京に現わる」(樋口真嗣監督)を上映。脚本は庵野さんと作家の舞城王太郎さん、ナレーションは、アニメ「エヴァンゲリオン」の綾波レイ役などで知られる声優の林原めぐみさんが担当。同作は、一部で映像の合成などにデジタル技術が使用されているが、基本的にはミニチュア模型、火薬などを使った特撮技術で制作されている。会場では、映画のメーキング映像が上映されるほか、撮影に使用したミニチュア模型や設定資料なども展示される。

 「館長 庵野秀明 特撮博物館」は10日~10月8日(月曜は休館)に開催。開館時間は午前10時~午後6時。入場料は大人・大学生が1400円(前売り1300円)、中高生が900円(前売り800円)、小学生が400円(前売り300円)。(毎日新聞デジタル)

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