ドラマ「ダブルフェイス」で主演を務める西島秀俊さん(左)と香川照之さん
ドラマ「ダブルフェイス」で主演を務める西島秀俊さん(左)と香川照之さん

 俳優の香川照之さんと西島秀俊さんがTBSとWOWOWが共同制作するドラマ「ダブルフェイス」(各局1作品ずつ放送)で初共演することが23日、明らかになった。ドラマは、西島さんが演じる闇組織に潜入捜査する警察官・森屋純が主人公のTBS版「潜入捜査編」と、香川さんが演じる見た目はエリート警察官だが実は闇組織のスパイという高山亮介が主人公のWOWOW版「偽装警察編」の2作が制作され、西島さんと香川さんは両作品に出演する。TBSとWOWOWがドラマを共同制作するのは初めてで、局の垣根を越えたコラボレーションは極めて異例。10月中旬に放送予定。

 香川さんは「西島さんは、ストイックで、チャレンジ精神旺盛で、いつまでもナイフのような俳優です。彼とは20年来の知り合いですが、実はこのドラマで初の共演が実現しました。撮影が始まって一緒に芝居して、その思いを再確認しました」と話し、西島さんは「(香川さんと)実際に演技でご一緒することが初めてなので、今からドキドキしています。丁々発止のやりとりができたらいいな、と思います」と共演を喜んでいる。

 ドラマのモチーフとなったのは、トニー・レオンさんとアンディ・ラウさんがダブル主演した02年公開の香港映画「インファナル・アフェア」。同作は、06年にハリウッドでレオナルド・ディカプリオさんとマット・デイモンさんのダブル主演で「ディパーテッド」としてリメークされている。西島さん演じる純は、暴力団・織田組で6年間、潜入捜査をしている警察官で、警察への復帰を望んでいた。一方、香川さん演じる亮介は、エリート警察官で警察内でのスパイを見つける任務を受けているが、実はその正体は織田組の構成員。2人のスパイはそれぞれの立場に悩み、やがて運命が複雑に交差していく……というストーリー。TBS版とWOWOW版はそれぞれ独立したドラマだが、二つの作品を見ることによって、ドラマの世界観をより深く理解できる仕組みになっているという。

 純のカウンセラーを務める精神科医・奈緒子を女優の和久井映見さんが演じるほか、WOWOW版は女優の蒼井優さん、TBS版は俳優の角野卓造さん、伊藤淳史さんがそれぞれ出演。映画「海猿」シリーズの羽住英一郎監督がメガホンをとり、映画「パッチギ!」「フラガール」の羽原大介さんが脚本を手がける。

 また、TBSとWOWOWはアスリートの“引き際”をテーマにしたドキュメンタリー番組も共同で制作・放送する予定。(毎日新聞デジタル)