マンガ大賞2014:「乙嫁語り」が大賞受賞 “三度目の正直”で

マンガ
大賞 「乙嫁語り」(森薫)

 マンガに精通する書店員らが年間一番の面白いマンガを選ぶ「マンガ大賞2014」(実行委員会主催)の大賞が27日に発表され、森薫さんの「乙嫁語り」(KADOKAWA)が選ばれた。同作は、2011年と13年にノミネートされながらもいずれも2位で、“三度目の正直”での受賞となった。

 発表会に出席した作者の森さんは、「選んでいただいてうれしい」とやや緊張気味に語った。また、作品作りのためにインターネットで中央アジア関係の論文を読んだり、写真を調べているエピソードを明かしながら「実は現地に行ったことがないので、そろそろ行かなくてはと思っていますが、スケジュールが……」とぼやいていた。

 「乙嫁語り」は、中央ユーラシアの地を舞台に、12歳の少年・カルルクに嫁いだ20歳の花嫁・アミルら、悠久の大地で生きる遊牧民や定住民、旅行者の姿を描いたマンガ。08年10月に創刊されたマンガ誌「フェローズ!」(現ハルタ)から連載を始め、コミックスは1~6巻で累計282万部を発行している。

 マンガ大賞は、マンガに詳しいニッポン放送の吉田尚記アナウンサーと業界のカリスマ書店員らを中心に2008年に創設された賞で、出版社が選考に関与しないのが特徴。2013年1月1日~12月31日にコミックスが出版された、過去の大賞作を除いた通巻8巻以内のマンガが対象となる。118人の選考員が推薦した中から上位10作品を、88人が全て読んで再度投票。1位を3ポイント(P)、2位を2P、3位を1Pで採点して選出した。

 これまで大賞は、受賞後に映像化されたり、部数が急増する作品が多い。第1回の08年が小栗旬さん主演で映画化された石塚真一さんの「岳」(小学館)、09年はテレビアニメ化された末次由紀さんの「ちはやふる」(講談社)、10年は阿部寛さん主演で映画化されたヤマザキマリさんの「テルマエ・ロマエ」(KADOKAWA)、11年は「ハチミツとクローバー」で人気を博した羽海野チカさんの「3月のライオン」(白泉社)、12年はフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメが放送中の荒川弘さんの「銀の匙 Silver Spoon」(小学館)、13年は08年にもノミネートされた吉田秋生さんの「海街diary」(小学館)が選ばれている。

 ◇マンガ大賞2014の最終結果(カッコ内は獲得ポイント)

「乙嫁語り」森薫(94)▽「僕だけがいない街」三部けい(82)「さよならタマちゃん」武田一義(66)「七つの大罪」鈴木央(59)「ひきだしにテラリウム」九井諒子(54)「重版出来!」松田奈緒子(46)「ワンパンマン」原作:ONE/作画:村田雄介(43)「亜人」桜井画門(32)「足摺り水族館」panpanya(31)「坂本ですが?」佐野菜見(9)

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