アニメ質問状:「アルスラーン戦記」 一つ目の見どころは8話目まで

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(c)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、MBS・TBSの“日5”枠で放送中のアニメ「アルスラーン戦記」です。NBCユニバーサル・エンターテイメントの黒須礼央プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

−−作品の概要と魅力は?

 「アルスラーン戦記」は、「銀河英雄伝説」などを書かれた田中芳樹さんが1986年に書き始めたファンタジー小説シリーズです。今回は田中先生の小説を「鋼の錬金術師」の作者・荒川弘さんが「別冊少年マガジン」でコミカライズし、アニメーションは、荒川先生のマンガをアニメ化させていただいています。

 パルスという国がある日、隣国から侵略されてしまったことによって、パルスの王子であるアルスラーンが、自らの王都から追いやられるところから始まります。物語のカタルシスは、全てを失った王子が、王都を奪還するまでの道のりの中、さまざまな味方や敵と出会い、別れ、成長していくところにあります。

 作品の魅力は大きく分けて四つです。圧倒的なスケールで描かれる物語の壮大感を演出するための2Dアニメと3DCGのハイブリッドを駆使した最先端合戦映像。権謀渦巻く国々の思惑が交差する“大河感”のワクワク感。アルスラーンをささえる臣下たちの圧倒的な強さとステキな人物像。そして何よりも、逆境から立ち上がって前向きに奪われた王都を奪還しようと進み続けるアルスラーンの成長がドラマチックに描かれているところです。

−−アニメ化にあたり心がけたことは?

 今回は「荒川先生のマンガをアニメ化する」ということを心掛けています。というのは「アルスラーン戦記」はそのタイトルの通り、いわゆる「戦記物」ではあるので、パッと見の印象は「ヘビー」「お堅い」と思われがちです。

 荒川先生のマンガの魅力は、キャラクターが持つポリシーや哲学、ものの考え方がすごく魅力的に描かれていて、読み手をどんどんキャラクターに引き付ける力があると思います。マンガを読ませていただいた時「これが本当の『キャラ立ち』なんだな」と思いました。そこをベースにアニメも描いていけば、田中先生の書かれた超絶おもしろい物語が、より“今”のエンターテインメントとして楽しめると思っております。

−−大軍が激突する戦闘シーンが圧巻ですが、こだわった点があればぜひ。

 こちらは今回、アニメーションスタジオで入っていただいている「ライデンフィルム×サンジゲン」の本気度がうかがえます。バトルの臨場感、兵数の規模感、またエンタメとして“カッコいい”カメラワークにこだわっていると思います。

−−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 作品を作るうえでうれしかったことは、アニメーションの制作過程の中に「ダビング」という、会話と音響効果と音楽を、映像に合わせる作業があるのですが、初めて音と映像の要素が合わさった時の“ハマった”感じを体現できたことです。

 大変だったことは、本読み(シナリオ会議)の時に、(アルスラーンの軍師である)ナルサスの作戦があまりにトリッキーなので、1回読んだだけでは把握できないこと、またそれをどういう形で、魅力的かつリアルタイムで流れる映像として把握できるよう落とし込むか……です。悩みどころでした。

−−今後の見どころを教えてください。

 とにかく、見れば見るほど、さまざまなキャラクターの魅力がドンドン出てきますし、彼らの思惑の“裏の裏”みたいなのが見えてきて、すごく見応えがあると思います。それぞれのキャラクターが自ら「物語」を紡いでいく感じが臨場感たっぷりに感じられると思います。8話目までが一つ目の盛り上がりポイントです!

−−ファンへ一言お願いします。

 僕を含めて、制作陣は「アルスラーン戦記」が大好きな人たちです。そんな人たちが作る「極上エンターテインメント」を毎週日曜にエンジョイしていただいて、月曜日から「ヤシャスィーン(突撃開始)」してください!

 NBCユニバーサル・エンターテイメント 「アルスラーン戦記」プロデューサー 黒須礼央

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