土屋太鳳:声優初挑戦は「怖くて不安」 「僕だけがいない街」で少年役

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「僕だけがいない街」で声優に初挑戦している土屋太鳳さん

 女優の土屋太鳳さんが、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送中のテレビアニメ「僕だけがいない街」で声優に初挑戦している。深夜アニメのキャストは“専業声優”を起用するのが一般的だが、「僕だけがいない街」では、土屋さんと俳優の満島真之介さんが主人公の藤沼悟を2人1役で演じていることも話題になっている。「深く考えすぎてしまう。今は怖くて不安も感じる。探りながらやっています」と話す土屋さんに声優に懸ける思いを聞いた。

 ◇原作にゾクゾク

 「僕だけがいない街」の原作は、マンガ誌「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中の同名マンガで、「マンガ大賞」に2年連続でノミネートされた。母が殺された事件の容疑者となった悟が、特殊な能力で過去に戻り、小学生時代に起きた連続誘拐事件の謎に挑む……というストーリー。藤原竜也さん主演の実写映画も3月に公開される。

 土屋さんはこれまで深夜アニメをほとんど見たことがないといい、「僕だけがいない街」の原作も読んだことがなかったという。原作を読んで「読み始めてガガガッと(一気に)読んで、衝撃を受けました。人の心や現代社会の問題を真っ正面から描いている。(母から虐待を受けているキャラクターの)雛月のような経験をした友人がいたこともあり、本を閉じてしまいました。ゾクゾクしました」と衝撃を受けたようだ。

 アニメでは、満島さんが29歳の悟、土屋さんが10歳の悟の声優をそれぞれ務める。悟は29歳だが、特殊な能力で小学生時代に戻る。心は29歳だが、見た目は10歳という特殊なキャラクターで、土屋さんは悟の少年時代を演じている。

 アニメでは、女性声優が男の子を演じるのは珍しくないが、声優初挑戦の土屋さんにとっていきなり異性を演じることはハードルが高かったようで、「『名探偵コナン』のコナンを女性が演じているのは知っていました。ただ、自分がやらせていただくことが想像できなかった。難しいですね。それに10歳だけど心は29歳なので、29歳らしさを意識している時もあれば、お母さんとのシーンでは子供らしくしたりしています」と苦労を明かす。

 ◇自分が声優をやる意味を考えるべき

 初の声優では技術的に分からないことが多かったという。「呼吸の部分などどうすればいいのか? 『あっ』というような声を出すのが難しいんです。(悟の母・佐知子役の)高山(みなみ)さんには『画(え)に負けないようにする』といわれました」と共演者のアドバイスを受けながら演じているようだが、「深く考えすぎてしまう。今は怖くて不安も感じる。試行錯誤しています」と不安もあるようだ。

 アニメを手がける伊藤智彦監督は土屋さんと満島さんを抜てきした理由を「悟は声優の方の演技にビビッとこなかった。特に少年時代の悟の声は、いわゆる少年マンガの主人公のようなノリが強かったんです。作りすぎない声の人に決めました」と話していた。土屋さんは「声優さんは訓練もしていて、才能のある方ばかり。私がやらせていただく意味を考えるべきですよね。雛月のような子供はたくさんいる。技術も基礎もないけど、間接的にでも救うことができれば」と強い気持ちで声優に臨んでいるという。

 ◇“売れっ子”の現状に…

 声優に挑戦することで「刺激を受けています」というが、「楽しむというところまでたどり着けていません。ありがたさを感じ、責任感を持ってやっていきたい。今後、(声優に)挑戦させていただけるのであればやってみたい」と前向きに話す土屋さん。昨年はNHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務めるなど大活躍したが、“売れっ子”となった現状について「ありがたいです」と喜びつつ、今後の活動については、「こういう役をやらせてみたい……と思っていただけるような女優を目指しています」と話していた。

 「僕だけがいない街」は、フジテレビほかで7日から毎週木曜深夜0時55分に放送。

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