ラノベ質問状:「妹さえいればいい。」 生々しいまでの作家の叫びも 大変なことはこれから起きる気が…

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平坂読さん作、カントクさんイラストのライトノベル「妹さえいればいい。」1巻

 話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、「僕は友達が少ない」の平坂読さん作、「変態王子と笑わない猫。」のカントクさんイラストの「妹さえいればいい。」です。小学館「ガガガ文庫」編集部の岩浅健太郎さんに作品の魅力を聞きました。

--この作品の魅力は?

 妹バカの小説家・羽島伊月と、彼のまわりに集まってくる面々の強烈なキャラクターですね。伊月ラブな全裸系天才小説家の可児那由多や、恋と友情と夢に悩む青春三冠王・白川京、鬼畜ドSな税理士・大野アシュリーなどなど……。何より、伊月の弟であり、とんでもない秘密を抱えた完璧超人・千尋の存在が、作品の大きな魅力となって読む者を引きつけます。キャラクターでぐいぐい引っ張る、日常系ラブコメのお手本のような作品です。

--作品が生まれたきっかけは?

 著者の平坂先生のほうで、「作家もの」をやりたいという明確なイメージがありました。ジャンルとしての盛り上がりもありましたし、小説家としてこれまでさまざまな経験をされてきた平坂先生ですから、きっと面白おかしく書いていただけるだろうと。その後、イラストがカントク先生にお願いできるとなったときに、一気にイメージが固まった感はありますね。

--作家さんとイラストレーターさんはどんな方でしょうか。

 平坂先生ですか? 大変ピュアな方ですよ。ちょっと屈折はしてますけどね(笑い)。後書きで毎度人の○○○をもごうとするのは先生なりの謝辞と捉えています。きっとそうに違いないと思いたい。カントク先生は、もう、神ですね。作中でも平坂先生が書いてますが、まさに唯一絶対ゴッド。締め切りとクオリティーとお人柄の意味で、非のつけどころがありません。今後ともよろしくお願いします!(私信)

--編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください。

 本作では、ときに生々しいまでの作家の叫び、クリエーターの思いのたけが描かれています。特に2巻のラストは、平坂先生と駆け抜けたかつての日々を思い返して、思わず涙がこぼれるほど心が揺さぶられました。そんな作品は多くありませんし、そこに編集者として関われるのは大変幸せなことだと思います。逆に大変なことは……漠然とした予感ですが、これから起こる気がしています(笑い)。

--今後の展開は。

 つい先日、18日に原作4巻とドラマCD付き限定特装版が発売になりました。今後も年に2~3冊のペースで、シリーズは続いていく予定です。また、コミカライズも月刊サンデーGXにて好評連載中でして、コミックス1巻が5月19日の発売を予定しています。台湾でサイン会をさせていただいたりと、着実に作品の幅は広がっていますので、今後さらなる展開を目指してがんばりたいですね。

--最後に読者へ一言お願いします。

 「妹さえいればいい。」は「作家もの」であり、「読者」は作中でも欠かすことのできない重要な存在です。伊月をはじめとした個性的な面々が、これからどのような道を歩んでいくのか――。それを決めるのは、案外、読者である皆さんかもしれません。今後も、たくさんの声を作品に届けていただけるとうれしいです。応援のほど、よろしくお願いします。

小学館 第4コミック局 ガガガ文庫編集部 岩浅健太郎

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