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注目映画紹介:「オケ老人!」杏が映画初主演 初めてとは思えない堂々とした指揮ぶりに注目

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「オケ老人!」での千鶴(杏さん)の指揮シーン  (C)2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

 NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年後期)でヒロインを演じた女優の杏さんの映画初主演作「オケ老人!」(細川徹監督)が11日に公開された。タイトルの「オケ」とは「オーケストラ」のこと。老人ばかりのアマチュアオーケストラ(アマオケ)にひょんなことから入団してしまった主人公が指揮をやらされるはめになるが、杏さんの指揮ぶりが初めてとは思えないほど堂々としていて、荘厳な交響曲をまとめ上げているように見えるコンサートシーンに注目だ。

 映画は、荒木源さんの小説(小学館文庫)が原作。高校の数学教師の千鶴(杏さん)は学生時代に趣味でバイオリンを弾きオーケストラに所属していたが、引っ越しを機に地元の名門アマオケの演奏を聴いて感動し、また演奏してみたいと入団を決意。アポを取り練習場である公民館に足を運ぶと、どうやら楽団の名前を間違えていたようで、歴史と伝統はあるが今では年寄りばかりのへたくそなアマオケ「梅が岡交響楽団(梅響)」に入団してしまう。千鶴は梅響のメンバーのペースにすっかり翻弄(ほんろう)され、バイオリンのみならず指揮もやらされるはめになり……というストーリー。

 杏さんは主役だが、この映画の本当の主役は笹野高史さん、左とん平さん、小松政夫さん、藤田弓子さん、石倉三郎さん、茅島成美さんら梅響のお年寄りたちだろう。とぼけた(ぼけた?)の会話のやりとりや動きだけでも笑いを誘う。クラリネット担当の左さんが楽器を忘れて大根で即席クラリネットを作ってしまう場面には面白さと同時に“こうやったらこんないい音が出せるのか”とへえとうなってしまった。この年齢でこんなに元気で友だちに囲まれて過ごせるなら年を取るのも悪くないと思えるハートウオーミングな作品。若手メンバーとして坂口健太郎さん、黒島結菜さんも出演。11日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。(細田尚子/MANTAN)

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