TBS社長:「逃げ恥」大ヒットに手ごたえ 「ブームと言ってもいい」

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」第8話の場面写真(C)TBS
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ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」第8話の場面写真(C)TBS

 TBSの武田信二社長は30日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、女優の新垣結衣さんが主演を務めるドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」(火曜午後10時)の視聴率が好調なことについて「大変に評判ががいい。系列の各局アナが“恋ダンス”を踊って、youtubeにアップしたり、うちのアナも踊ったりしていて、大ヒットしております。この先も楽しみにしております」とコメント。「女性層に加えて男性若年層に支持をいただいて、ブームと言ってもいいんじゃないか」と手ごたえを語った。

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 さらに、武田社長は「1回目から一度もリアルタイム視聴率は下げてない。最初は恋ダンスをフックにして、あとは新垣さんと星野(源)さんの絶妙なやり取り、いろいろなところに魅力を感じている。タイムシフトも格段に高い。しかも、無料見逃し再生が1000万回なんていっている。今の時代に合った広がり方をしているんじゃないかと思う」と分析した。

 また、「今期は、コメディータッチのドラマが受けているのでは?」との指摘に、伊佐野英樹編成局長は「たまたまでは。あの手のドラマは多くはない。脚本が難しい。あまり本数がない中で、スポンとはまったのではないか。ただ(コメディーの)DNAはTBSにあるといえばあるので」とコメント。星野さんが歌う主題歌「恋」に合わせて、新垣さんらがキュートに踊る「恋ダンス」が受けている理由についても「出演者の魅力、あとは振り付けのチャーミングさ。これにつきる」と話していた。

 同ドラマは10月11日にスタートし、初回視聴率は10.2%(以下・関東地区、ビデオリサーチ調べ)。第2話で12.1%と同局の火曜午後10時のドラマ枠として歴代最高の数字を記録すると、第3話12.5%、第4話13.0%、第5話13.3%、第6話13.6%と右肩上がりに上昇。第7話も13.6%と初回から一度も数字を落とすことなく推移し、昨日放送の第8話では16.1%と大幅にアップしていた。

 ドラマは、「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣さん)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源さん)と契約結婚して、“訳ありの新妻”として生活を始めるというラブコメディー。エンディングの「恋ダンス」や人気番組の“パロディー”を盛り込んだ演出、津崎とみくりの可愛くてじれったい“ムズキュン”なやりとりで人気を集めている。

 第8話では、みくりの行方が分からなくなり、みくりを拒絶するような態度を取ってしまった津崎は「愛想を尽かされても当然」と頭を抱えてしまう。家事代行を頼んでいる同僚の風見(大谷亮平さん)も、みくりの伯母の百合(石田ゆり子さん)もみくりの行方を知らないといい、仕事仲間との飲み会で津崎は、みくりについて風見と言い合いになり、珍しく感情的になってしまう。一方、生まれて初めて職場放棄したみくりは、実家に戻っていたが……という展開だった。

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