MD松尾のヒット解析:バイオ7がワンツーフィニッシュ グロテスクバージョンが圧倒的

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 大ヒットシリーズ久々の新作「バイオハザード7」(PS4、カプコン)が予想通りのトップ。Z指定(18歳以上のみ)の「グロテスクバージョン」と通常版でワンツーを飾りました。販売比率はグロテスクバージョンが圧倒的で、通常版の10倍近くを売り上げています。発売直前になって予約が急増し、そのまま販売につながるという流れでしたが、ユーザーの評判がいいのでさらなる伸びを期待したいところですね。

 ◇今週の動き

 引き続き「バイオハザード7」のグロテスクバージョンがトップと予想。新作の「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO」(PS4、バンダイナムコエンターテインメント)に、「GRAVITY DAZE 2」(同、SIE)が続く展開か。2月は例年にも増して「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル」(3DS、スクウェア・エニックス)、「仁王」(PS4、コーエーテクモゲームス)などの注目タイトルが目白押しなので、来週以降も期待していきたいですね。

 ◇ランキングは次の通り(1月23~29日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 バイオハザード7 グロテスクバージョン

2位 バイオハザード7

3位 GRAVITY DAZE 2(PS4)

4位 キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ(PS4)

5位 ポチと! ヨッシーウールワールド(3DS)

6位 妖怪ウォッチ3 スキヤキ(3DS)

7位 蒼き革命のヴァルキュリア(PS4)

8位 スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS(3DS)

9位 蒼き革命のヴァルキュリア(Vita)

10位 ニューダンガンロンパV3(Vita)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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