人気マンガ「北斗の拳」で知られるマンガ家の原哲夫さんが8日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開かれている「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1」内のイベント「レジェンドトークショー」に登場した。原さんは「北斗の拳」に出てくる有名な擬音「ひでぶ」「あべし」が、編集者から当初「字が間違えているぞ!」と指摘されたという“レジェンド”エピソードを明かした。
ウナギノボリ
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トークショーは、マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)の歴史を振り返る企画展「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1創刊~1980年代、伝説のはじまり」の一環で開かれ、原さんはマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんと対談した。
原さんは「編集者は(マンガ家を)コントロールしていますよね。頭が良いですよね」と評しつつ、「北斗の拳」の「ひでぶ」「あべし」が当初誤字扱いされたことを明かした。原さんは「(間違いというのは)違うんだけどな。俺も一応考えているんだから」とボヤきながら、読者の前に編集者に分かってもらうのに苦労したと振り返った。
また原さんは「僕は死ぬほどマンガを描いて暮らしたいと思って、それが実現しちゃった」と言い、その後で「本当に後悔しました」とジョークを飛ばして、観客を笑わせていた。
「週刊少年ジャンプ展」は現在、「キン肉マン」や「ドラゴンボール」「キャプテン翼」などの作品の原画が展示されている。六本木ヒルズ内の森アーツセンターギャラリーで、10月15日まで。一般2000円、中高生1500円、4歳から小学生までは800円。
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