2012年に公開された劇場版アニメ「花の詩女 ゴティックメード」(永野護監督)の特別上映イベントが5日、TOHOシネマズ上野(東京都台東区)で開催され、永野監督によるトークショーには、声優の川村万梨阿さんや佐々木望さんもサプライズで登場した。
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「花の詩女 ゴティックメード」は、人気マンガ「ファイブスター物語」を手がけた永野さんが脚本、監督などを手がけた劇場版アニメ。惑星カーマイン・プラネットを舞台に、「詩女(うため)」を継承するため、聖都「ハ・リ」を目指す少女・ベリン(川村さん)と、ドナウ帝国のトリハロン皇子(佐々木さん)との出会いと旅を描く。公開から5年が経過しているが、DVDなどのソフト化が行われておらず、上映リクエストサイト「ドリパス」では現在も1位になっている。
司会を務めた角清人ニュータイプ編集長に当時の思い出を聞かれた永野監督は「皆さん、僕の性格わかってますよね? 何にも覚えてない」とにやり。川村さんや佐々木さんから、「ファイブスター物語」に絡めたオープニングやエンディングがいつ作られたか、と聞かれると「なんちゃらガンダムとかエルガイムとかで、僕のめっちゃ怖い師匠(富野由悠季監督)が、オープニングとエンディングはスタッフやキャストには絶対ばらすなって言ってたので。エンディングは僕と山形(厚史)くんと2人で作った」と明かして驚かせた。
今回の特別上映とトークショーは、公開5周年とTOHOシネマズ上野のオープンを記念して行われたが、ソフト化されていない“伝説のアニメ”のイベントということもあり、チケットはわずか1分で完売したという。永野監督は「絶対円盤(DVD)にはならないからね!」と改めて宣言し、会場からは笑いが起きていた。
イベントでは、トリハロン皇子が乗るGTM(ロボット)「カイゼリン」が作品初の立体物としてボークスの制作でフィギュア化されることも発表され、全高42センチの試作サンプルも登場。「ファイブスター物語」と九谷焼のコラボも明かされ、大皿(7万5000円)や豆皿(2500円)、豆ちょこ(3500円)などもお披露目された。
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