ゲゲゲの鬼太郎:9年ぶりテレビアニメ新作が4月スタート 沢城みゆきが鬼太郎 野沢雅子が目玉おやじに

「ゲゲゲの鬼太郎」の新作テレビアニメのビジュアル(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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「ゲゲゲの鬼太郎」の新作テレビアニメのビジュアル(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

 故・水木しげるさんのマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の新作テレビアニメが制作され、4月からフジテレビで放送されることが19日、明らかになった。テレビアニメ第6期にあたり、2007~09年に放送された第5期以来、約9年ぶりの新作となる。15年に水木さんが亡くなってから、新作テレビアニメが制作されるのは初めて。「ルパン三世」の峰不二子役などで知られる沢城みゆきさんが主人公・鬼太郎の声を担当し、鬼太郎を演じたこともある野沢雅子さんが鬼太郎の父・目玉おやじを演じる。

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 沢城さんは「鬼太郎と聞いてぱっと思い浮かんだのは、“君の後ろに黒い影”というフレーズが怖くて、なんとなくお風呂で髪を洗いながら後ろを振り向いていたことがあったなということでした。それぞれの世代にそれぞれの鬼太郎像があると思いますが、このチームでどんな『ゲゲゲの鬼太郎』を作っていけるのか、プレッシャーよりも、静かに静かにどきどきしているところです」とコメント。野沢さんは「親子をできるなんて最高に幸せです。背伸びせず気張らず私なりの父親を演じていこうと思っています」と意気込んでいる。

 古川登志夫さんがねずみ男、庄司宇芽香さんがねこ娘、田中真弓さんが砂かけばばあ、島田敏さんが子泣きじじい・ぬりかべ、山口勝平さんが一反もめんの声優をそれぞれ務める。藤井ゆきよさんが、13歳の少女・犬山まなを演じる。

 アニメを制作する東映アニメーションの永富大地プロデューサーは「アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』が50周年となる2018年、先生はこの世にはいません。しかし、先生がこの世に残した分身“鬼太郎”を僕らが6度目のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』として世の中に送り出します。きっとあちらの世界から僕らを見ている先生にこの作品を見た人たちの歓声が届くように、少しでもその魂にスタッフ、キャスト、ファンの方々、関係するみんなの思いが近づけられるように精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せている。

 「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、目玉おやじやねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガ。テレビアニメ第1期が1968~69年に放送され、貸本版が原作の「墓場鬼太郎」が2008年にフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されたことも話題になった。

 新作テレビアニメは、21世紀も20年近くがたち、人々が妖怪の存在を忘れた現代を舞台に、科学では解明ができない現象が頻発し、流言飛語が飛び交い、大人たちは右往左往するばかりの中、妖怪ポストに手紙を書いた13歳の少女・まなの前に鬼太郎がやって来る……という展開。フジテレビほかで4月1日から毎週日曜午前9時に放送。

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