警視庁捜査一課9係:V6井ノ原快彦主演で“後継”「特捜9」4月スタート 元メンバー集結で新班長も…

4月から放送の連続ドラマ「特捜9」に出演する(左から)田口浩正さん、吹越満さん、「V6」の井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、津田寛治さん
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4月から放送の連続ドラマ「特捜9」に出演する(左から)田口浩正さん、吹越満さん、「V6」の井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、津田寛治さん

 人気刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)の後継作品となる連続ドラマ「特捜9(ナイン)」が4月から放送されることが19日、分かった。人気グループ「V6」の井ノ原快彦さん演じる主人公・浅輪直樹ら9係に所属していたメンバーが、新部署「特別捜査班」として再編され、「特捜9」として再び難事件に立ち向かう姿を描く。井ノ原さんは「また新たなものが作り上げられると思います」と意気込んでいる。

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 「警視庁捜査一課9係」は、昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦さん主演で、2006年4月に放送を開始。警視庁捜査1課の中でも検挙率ナンバーワンを誇る9係の刑事たちが、それぞれの事情を抱えながらも、事件を前に一つにまとまり鮮やかに解決していく姿を描いてきた。17年4~6月に放送されたシーズン12は、渡瀬さんが演じてきた9係係長・加納倫太郎は不在という設定で、井ノ原さん演じる浅輪ら、おなじみのメンバーの活躍が描かれた。

 「特捜9」では、9係は倫太郎が内閣テロ対策室に派遣されたことで解散され、メンバーはバラバラに。しかし、1年の期間を経て、神田川警視総監(里見浩太朗さん)は初動捜査から送検まで早期の事件解決を目指す独立した“捜査班結成”を指示し、“新班長”のもと、直樹ら9係の元メンバーが再結集した「特別捜査班」が始動する。

 小宮山志保役の羽田美智子さん、村瀬健吾役の津田寛治さん、青柳靖役の吹越満さん、矢沢英明役の田口浩正さんらおなじみの面々が出演し、新班長の宗方朔太郎は寺尾聰さんが演じる。宗方は、警視庁人事課に勤務していたが、数年前のとある事件を機に退職。今回、神田川警視総監の説得に応じて復職するが、復職にも “ある理由”が隠されているという謎多き人物だ。

 また、シリーズ12年間を通して築いてきたバリエーションのある難事件と、それに付随する人間ドラマを描き出す「9係」の伝統は「特捜9」でも継続。チームに分かれて別々の捜査をしながらも、最後は一つの事件を解決するという頂に登り詰めていく醍醐味(だいごみ)はそのままに、テンポの良いドラマが展開されるという。さらに、特別捜査班の主任となった直樹はついに倫太郎の娘の倫子(中越典子さん)と結婚、メンバーそれぞれの人間ドラマにも変化が訪れる。監察医・早瀬川真澄(原沙知絵さん)も登場する。

 井ノ原さんは「(シーズン12の)最終回が終わった時に、次はどうなるんだろうというのが皆の関心事でしたし、もし万が一続くのであればどういう形にするのがいいのか、皆がそれぞれに考えていたと思うんです。12年築き上げたものがあるわけですから、一番いい形で再集結したいと思っていました。その“一番いい形”については、まだ考える余地があると思うので、これから詰めていこうと皆で話しているところです。ただ、こうして集まることができたことは単純にうれしい」と喜び、「新しい班長がいるということで、今までの関係性がこれまでとはガラッと変わるぐらいになっても面白いと思います」と語っている。

 ドラマの大川武宏ゼネラルプロデューサーは「『特捜9』では『9係』で12年間培った個性派刑事たちによる『複眼捜査』の面白さをさらに高めていきたいと思います。また今回どのような形でもう一度メンバーが集結するのかも見どころです。新しい船出にご期待ください」とコメントしている。

 「特捜9」は4月から毎週水曜午後9時に放送。

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