遺留捜査:SPドラマ11月11日放送 えなりかずきが上川隆也と初共演

ドラマ「遺留捜査スペシャル」の場面写真 =テレビ朝日提供
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ドラマ「遺留捜査スペシャル」の場面写真 =テレビ朝日提供

 9月に第5シーズンが終了した俳優の上川隆也さん主演の連続ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)のスペシャルドラマが、11月11日に放送されることが24日、明らかになった。民俗学者の役で俳優のえなりかずきさんが出演し、上川さんと初共演する。

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 「遺留捜査」は、マイペースで風変わりな刑事・糸村聡(上川さん)が事件現場に残された遺留品から事件の真相と被害者の思いを明らかにしていくドラマ。9月に放送された第5シーズンの最終回では、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した。

 スペシャルドラマは、“天狗伝説”の残る村が舞台となる異色作。糸村ら特別捜査対策室のメンバーが、滝つぼから修験道者の水死体が発見された事件を追う一方、京都府警のホストコンピューターがハッキングされる事態が発生。民話とITが絡み合う展開となる。えなりさん扮(ふん)する杉田義明教授は舞台となる村でフィールドワークを行っており、遭難寸前だった糸村と出会い、捜査に協力する。

 えなりさんは、上川さんとの共演について「上川さん演じるひょうひょうとした糸村刑事の、視聴者の予測を大きく超える推理力にいつもワクワクしておりました」と喜び、上川さんも「“天狗伝説“など民間伝承を題材にした物語にふさわしい、ベストなキャスティングでした。糸村が迷い込んだ村に漂う、ある種、独特の雰囲気を余すところなく表現してくださいました」と、えなりさんの演技を絶賛している。「遺留捜査スペシャル」は11月11日午後9時放送。

 えなりさんのコメントは以下の通り。

 ――「遺留捜査」シリーズにはどんな印象を持っていましたか。

 家族で見られるサスペンスで、上川さん演じるひょうひょうとした糸村刑事の、視聴者の予測を大きく超える推理力にいつもワクワクしておりました。今回その作品に参加させていただいて本当にうれしかったです。

 ――民俗学者・杉田義明教授役を演じられるにあたって、大切にされたところは?

 大学で民俗学の授業を取っていて、民俗学の先生方も生で見て、こういう学問の世界があるんだ~と漠然と受けていた授業が役に立ってよかったと思いました。また、ニコニコしているけど何を考えているか分からないという人物が私の知り合いに2人ほどいて(笑い)、その方々をイメージしながらやらせていただきました。

 ――上川隆也さんと共演された感想を教えてください。

 初日に斜めがけバッグを背負った上川さんにごあいさつした際、糸村さんにしか見えなくて、「テレビと一緒だ!」と感激しました(笑い)。「遺留捜査」の世界の内側に入ることができてとてもうれしかったです。

 ――撮影でのエピソードを教えてください。

 ロケ地の半分以上は携帯電話がつながらないエリアだったので、日が暮れると正真正銘の暗闇で、今回の人里離れた村という雰囲気作りには最高のロケ地ばかりでした。あのようなロケ地が撮影所から2時間圏内にたくさんあるのは、京都の素晴らしさの一つだと思います。

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 隔絶され、独特の文化を発展させた村での事件が描かれているので、いつにも増してスリルを味わえる作品だと思います。一緒に”つぐは村”に行った気持ちになって、サスペンスの醍醐味(だいごみ)をぜひ味わっていただきたいです。

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