9nine:休止前ラストライブで涙 「9nineは永遠だよ!」

ライブ「9nine one man live 2019 Forever 9nine」の様子
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ライブ「9nine one man live 2019 Forever 9nine」の様子

 4人組ガールズユニット「9nine(ナイン)」が6日、中野サンプラザ(東京都中野区)で活動休止前の最後のライブを開催した。メンバーの佐武宇綺さん、西脇彩華さん、村田寛奈さん、吉井香奈恵さんはライブの終盤で、マイクを使わずに「9nineは永遠だよ!」と声を張り上げて、ファンに感謝。会場には約2000人が駆けつけ、ファンの大きな歓声や拍手を受けたメンバーは涙を拭ったり、手を振りながらステージを降りた。

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 西脇さんは、実姉で「Perfume(パフューム)」の西脇綾香さんから「めっちゃ長いエールのラインが送られてきました。『楽しんできんしゃい』って」と明かし、「私たちは(ファンの)みんなが大好きです。みんなも私たちのことを大好きでいて。サンキューの輪を忘れないで! ずっと前を向いていけるように、今日は、第一歩を力強く踏み出す日だと思っています! 今日は最後まで見守ってくれてありがとうございました」とファンにあいさつ。

 吉井さんは、ライブについて「すごく楽しくて、終わってほしくない!」と振り返り、「3歳からダンスをやってきて歌手になるのが夢だった。9nineは夢をかなえてくれた。この9年間は、私にとって人生の軸になりました」とにっこり。海外ライブを行ったことにも触れながら「ファンの皆さんのおかげで世界に飛び出ることができました」と、笑顔を見せた。

 村田さんは「今日が迫るにつれ不安があったけど、ライブが始まって(ファンの)みんなの顔を見て、声を聞いて、9nineという存在をちゃんと信じられるって思いました。明日からの予定は分からないけど、9nineのために生きていこうと思いました」と前を向いた。

 佐武さんは「私は12歳ぐらいのときに、9nineのオーディションに受かった。学校も勉強も嫌いで、やりたいこともなかった。でも9nineに入って、いつの間にか自分の夢になって、(メンバーやファンの)みんなと一緒にいろいろな景色を見るのが夢となっていって……。9nineは私の青春でした。(活動休止となるが)9nineのために生きていこうと思います」と声を詰まらせながら、あいさつをした。

 ライブは「9nine one man live 2019 Forever 9nine」と題して、昼の部と夜の部の2部構成で行われた。夜の部では「colorful」「シ、グ、ナ、ル。」「Re:」「Cross Over」「Wonderful World」といった人気曲を熱唱。アンコールでは「fly」「SMILE & TEARS」「流星のくちづけ」などをパフォーマンスした。アンコールの前ではファンが「SHINING☆STAR」のサビを合唱し、メンバーの再登場を待つ一幕もあり、再登壇したメンバーは「急に歌うから、ビックリしちゃった!」と感動していた。

 9nineは、2005年9月に結成。幾度かのメンバーの脱退や卒業、加入を経て、16年から現在の吉井さん、村田さん、佐武さん、西脇さんの4人体制で活動。かつては女優の川島海荷さんも在籍していた。

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