馬場ふみか:小島藤子と女の子同士で引かれ合う役 野島伸司脚本第3弾「百合だのかんだの」制作決定

「FOD」のオリジナル連続ドラマ「百合だのかんだの」に出演する馬場ふみかさん(右)と小島藤子さん (C)フジテレビ
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「FOD」のオリジナル連続ドラマ「百合だのかんだの」に出演する馬場ふみかさん(右)と小島藤子さん (C)フジテレビ

 女優の馬場ふみかさんと小島藤子さんが出演し、野島伸司さんが脚本を手がけるフジテレビの動画配信サービス「FOD」のオリジナル連続ドラマ「百合だのかんだの」が制作されることが14日、明らかになった。5月24日から配信を開始する。

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 FODの野島作品はドラマ「パパ活」「彼氏をローンで買いました」に続く第3弾となる。「百合だのかんだの」は、偶然再会した女の子2人が、友情や親友という言葉だけではくくれない関係に発展し、やがてお互いを思い合う、女の子同士の献身的な姿を描いた作品。

 物語は、大学生の篠原百合(馬場さん)がストーカーに悩まされているところから始まる。自宅の郵便ポストに使用済みのティッシュが入っているなど、嫌がらせが続いていたため百合は引っ越しを決める。不動産会社で新しい物件を紹介してもらっていると、案内してくれていた女性社員・二宮海里(小島藤子)から「百合ちゃん」と呼びかけられ小学校の同級生だと告げられる。百合も当時ジュニアアイドルだった海里のことを思い出し、お互い手を合わせハグするなど、女性特有のコミュニケーションで再会を喜ぶが、海里の言葉やハグの長さなどその動作の節々に再会の喜び以上のものを感じ、百合は少し違和感を覚える……という展開。

 主人公の百合を演じる馬場さんは、ファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルとして活躍。映画「パズル」(2014年)で女優デビューすると、16年には「黒い暴動」で映画初主演、フジテレビ系ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON」(17年)にレギュラー出演するなど話題作に数々出演。18年10月にはドラマ「深夜のダメ恋図鑑」でドラマ初主演を果たすなど着実に実力をつけてきた。そんな表現力が買われ、今作では女性に少しずつ引かれていってしまう大学生という難しい役どころに挑戦している。

 親友の海里役の小島さんは、子役から芸能活動をスタートさせ、ドラマ「明日の光をつかめ」第2シリーズ(11年、東海テレビ/フジテレビ系)で初主演。「馬の骨」(18年)で映画初主演を務めるなど、女優として培ってきた演技で美しく妖艶だが、どこか陰がある海里を演じる。

 馬場さん、小島さん、野島さん、企画・プロデュースを担当した清水一幸さんのコメントは以下の通り。

 ◇馬場ふみかさんのコメント

 今回この役を演じるにあたって、まず野島さんの脚本ということがとてもうれしかったです! FODで配信している「彼ロン」「パパ活」はお話をいただく前から見ていて、野島さんの作品は会話のテンポ感が特徴的で面白いなと思っていました。そして、台本をいただいて、野島さんの感覚がめちゃくちゃ若いと感じました。女の子が大学でしゃべっているシーンがとてもリアルで、お互い通じ合っている感覚で不思議な会話が成り立っていきます。

 私は基本男性が好きですが、女友達との距離感がとても近くて、一緒に歩くときは腕を組みますし、ふざけてキスをしたこともありますので、作品にはものすごく共感できました。女性を好きになる気持ちは自分の中にもあると思うし、誰しもふとした瞬間にそれが訪れるかもしれません。この作品は、今の時代だからこそナチュラルに受け入れてもらえるドラマなのではないかと思います。同世代の方だけではなく幅広い世代の方にも見ていただきたいです!

 ◇小島藤子さんのコメント

 初めて脚本を読ませていただいたときにこりゃすごいぞと思いました(笑い)。今まで演じたことのないキャラクターだったので自分で本当に大丈夫か?と不安もありましたが馬場さんの美しさと魅力に引き込まれ、すんなり海里になれた気がします、楽しい時間でした。と言いつつ、見てくださった方々がどんな反応をするのか今からドキドキです……。楽しんで見ていただけたら幸いです。

 ◇脚本・野島伸司さんのコメント

 今回の作品については、女性同士の恋愛を描くつもりは全くありませんでした。離婚や仕事で忙しく彼氏を作らない女性が増えている中で、最後には女性同士で一緒に暮らそうなど、男女の関係が限界にきているように感じます。本質的には分かり合えない、生き物が違うものといるより、分かり合える種族と一緒にいた方が有意義じゃないか。女子がトイレに手をつないでいくことの延長であり、イイ男がいたらみんなで共有するくらいあってもいいんじゃないかと思います。

 キャスティングについては、作品柄からも難航することは容易に考えられたので、馬場ふみかさん、小島藤子さんがこの役を受けてくれたことに感謝しています。2人には借りができました(笑い)。

 ◇企画・プロデュースの清水一幸さんのコメント

 新作のオリジナルドラマ「百合だのかんだの」は、「パパ活」「彼氏をローンで買いました」に続く、野島伸司さん脚本の第3弾です! 野島さんと、“配信ドラマでしかできないことにチャレンジしましょう!”ということから始まったこれらの作品ですが、毎回たくさんの人に見ていただき、そして好評をいただき、とうとう第3弾となりました。今回も新しい挑戦ができていると確信しています! このチャレンジングな企画に、“ぜひ!”という二つ返事で一緒に挑戦してくださったのは、馬場ふみかさんと小島藤子さん。このイマドキ居そうで、居ないような……でも、“あるある”“いるいる”のような……とにかく、難しい役を好演していただきました。野島さんもおっしゃっておりましたが、馬場さん、小島さんには本当に感謝です!

 “次が気になるドラマ”“毎週楽しみになるドラマ”になると確信しています! 皆様楽しみにしていてください!

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