小川彩佳:TBS“夜の顔”に「腹をくくれている」 初回放送前に心境語る

TBS「NEWS23」のメインキャスターを務める小川彩佳さん(C)TBS
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TBS「NEWS23」のメインキャスターを務める小川彩佳さん(C)TBS

 元テレビ朝日アナウンサーで、6月3日からTBSの夜のニュース番組「NEWS23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時半)のメインキャスターを務める小川彩佳さん。今夜の放送を前に、「ようやく『実感』というものが湧いてきました。スタッフの皆さんと打ち合わせなどをする中で、 少しずつ番組のかたちが見えてきて、徐々に腹をくくれているという感覚です」と心境を語った。

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 番組では同日から星浩さんがアンカーを務めるほか、取材キャスターを記者の村瀬健介さん、スポーツキャスターを石井大裕アナウンサーが担当。サブキャスターとして山本恵里伽アナも出演する。大幅にリニューアルされるが、小川さんは「心強いメンバーと力をあわせて取り組んでいきたいと思っています」と語っている。

 コメント全文は以下の通り。

 ようやく「実感」というものが湧いてきました。スタッフの皆さんと打ち合わせなどをする中で、 少しずつ番組のかたちが見えてきて、徐々に腹をくくれているという感覚です。

 メインキャスターという役割をいただきましたが、あくまで番組の主役はニュース。どのように丁寧に分かりやすくニュースを伝えていくのか、そこに主眼をおきながら、アンカーの星浩さん、山本アナ、村瀬記者、そしてスポーツの石井アナという心強いメンバーと力をあわせて取り組んでいきたいと思っています。

 これまで報道番組を中心に携わってまいりましたが、それだけで実績といえるとは思っておりません。現場経験も乏しく、30代前半という年齢で語れる言葉の厚みも、限られていると自覚しています。だからこそ、この番組の中で現場取材も積み重ねていきたいと思っております。自分の目で見て、感じて、自分の頭で考える。その積み重ねの中で抽出された言葉が、聞く方の心の琴線に触れた時に初めて「この人が語ることなら耳を傾けよう」と思っていただけると感じています。少しずつでも信頼していただけるキャスターになっていけたら、という思いです。

 そして、23時という一日の終わりに、視聴者の皆さんがちょっとホッとしつつ、新たな視点や新しいものの見方に触れられる番組にしていきたいです。今、インターネットの力で世界が広がっているはずなのに、私自身も、意外と自分が好きな情報にしかアクセスしなかったり、自分の価値観に沿う記事だけを読んだりしているという実感があります。

 でも、外にはもっと視野や可能性を広げてくれる何かがあるかもしれません。そういう可能性を広げる種を、この番組でたくさんまいて、育てていけたらと思っています。

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