サザエさん:20年後、“わがままボディー”の中島役に岡崎体育 カツオとの友情変わらず、今も「磯野ー!」

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に中島役で出演する岡崎体育さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に中島役で出演する岡崎体育さん(C)フジテレビ

 フジテレビ開局60周年記念とアニメ「サザエさん」の放送50周年を記念し、“20年後の磯野家”をオリジナルストーリーで描くスペシャルドラマ磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で、シンガー・ソングライターの岡崎体育さんが、20年後の中島(31歳)を演じることが11月11日、分かった。

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 中島は、かもめ第三小学校でカツオのクラスメートであり、カツオの一番の親友。20年後の中島は、とにかく真面目なコツコツ努力型のサラリーマンに。何事も長続きせず職を転々としているカツオとは正反対に、新卒で入社した会社で勤続10年となっている。カツオとの固い友情は変わらず、今も大親友。カツオがどんな職についても半年で辞めていくことを心配している中島は、「磯野ー!」とカツオの洋食店の扉を開け、応援するが……。

 企画・プロデュースの渡辺恒也さんは、岡崎さんにオファーした理由を「中島くんが20年たったらどんなふうになるだろう……と思い、不思議と頭に浮かんだのが、丸っこいフォルムの30代男性。ただ、いろんな俳優さんを考えてみてもなかなかしっくりこない。いっそ俳優とは別のフィールドで活躍されている方はいないだろうか、と考えていた中で、これまた不思議と頭に浮かんできたのが岡崎体育さんでした。一度想像したら元の考えには戻れないほどのインパクトと不思議なマッチングを感じさせる、唯一無二の中島くんが誕生したと思います」と明かしている。

 ドラマは、いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家も、20年がたち、家族一同が会う機会を持つことも難しくなっていた。すれ違う家族の仲を修復しようと、サザエは町内の盆踊り大会へ久々に家族全員で行こうと計画を立てる。果たして、サザエのおせっかいは家族に届くのか。磯野家は笑顔を取り戻せるのか……という展開。

 天海祐希さんがサザエ、西島秀俊さんがマスオ、濱田岳さんがカツオ、松岡茉優さんがワカメ、成田凌さんがタラオ、市毛良枝さんがフネ、伊武雅刀さんが波平、桜田ひよりさんが“幻の8人目の家族”ヒトデ、小手伸也さんが穴子、八嶋智人さんが波野ノリスケ、堀内敬子さんがタイコ、稲葉友さんがイクラ、浅野和之さんが伊佐坂難物、森矢カンナさんが花沢さん、黒川智花さんがかおりちゃん、松井玲奈さんが早川さん、中林大樹さんがワカメの恋人であるオリジナルキャラクター・貝塚タケシ、勝俣州和さんがサブちゃん、佐戸井けん太さんがドラマオリジナルのキャラクター・花火師のヒラマサをそれぞれ演じる。11月24日午後8時に放送。

 ◇岡崎体育さんのコメント

  ――20年後の中島役のオファーを聞かれた際の感想をお願いします。

 正直に言うと、本当に僕みたいなわがままボディーが中島くんの役をやらせてもらって大丈夫なのか!? と思いましたが、僕も小学生のころは痩せていたので、20年という歳月の波乱を表現するにはもってこいの太り方だなと思いました。

 ――濱田岳さん演じるカツオとともに名コンビの20年後を演じましたが、撮影はいかがでしたでしょうか?

 濱田さんは役者として素晴らしい経歴でいらっしゃるにもかかわらず、カメラの回っていないところでも柔らかく温かい方で、役者経験の浅い私も強張(こわば)ることなく輪に入ることができました。濱田さんはセリフのない部分の演技でも立ち居振る舞いや眼技が素晴らしく、近い距離でいろいろ勉強させてもらえたので貴重な経験をさせていただきました。

 ――見どころなど、視聴者へメッセージをお願いします。

 20年以上も親友でい続ける中島や花沢さんたちだからこそできる磯野の気持ちの汲(く)み取り方が要所で表現されているので、台本に書いてあるセリフにはないキャラクターの気持ちを考えながら見ると、より一層楽しめるだろうと思います。あと“いや中島太り過ぎやろ!”って思ってもらえたらポッチャリ役者冥利(みょうり)につきます。

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