沢口靖子:“史上最強の敵”佐々木蔵之介の演技に「けおされそうに」 「科捜研の女 -劇場版-」で対峙

「科捜研の女 -劇場版-」の場面写真(C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
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「科捜研の女 -劇場版-」の場面写真(C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会

 女優の沢口靖子さん主演の人気ドラマシリーズ「科捜研の女」(テレビ朝日系)の映画「科捜研の女 -劇場版-」(兼崎涼介監督、9月3日公開)で、2020年11月に京都で行われた撮影の模様が公開された。

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 今作には、主人公・榊マリコ役の沢口さんや、京都府警の土門薫刑事役の内藤剛志さんら、テレビシリーズのレギュラーキャスト10人が勢ぞろいし、世界同時多発不審死事件に挑む。さらに、マリコたちが対峙(たいじ)する“シリーズ史上最強の敵”となる天才科学者・加賀野亘役で佐々木蔵之介さんが出演する。

 佐々木さんが演じる加賀野は、怜悧(れいり)な頭脳とカリスマ性を持つ微生物学の教授。転落死事件の容疑者として、自身の研究に疑義をはさむマリコに対し「科学者なら臆測で発言せず、科学で証明しろ」と挑戦的な態度を取り、捜査の行方を阻むという役どころ。

 初めて科学者役を演じた佐々木さんは、全身黒の衣装を身にまとい、クランクイン初日から天才科学者の風格と“異質感”を全身から醸し出していた。連続不審死事件への関与が浮上した加賀野とマリコが初めて対峙するシーンの撮影では、科学者同士の専門用語が飛び交い、科学者としての真意を問う佐々木さんが、沢口さんに詰め寄るなど迫真の演技合戦が繰り広げられた。

 緊迫したシーンが続く一方で、撮影の合間には同じ関西出身の沢口さん、内藤さん、佐々木さんの3人が話に花を咲かせる場面もあった。

 佐々木さんの演技について、沢口さんは「佐々木さんはお芝居にスイッチが入るとすごい迫力で、けおされそうになり心を強く持って臨みました」 と語り、内藤さんも「彼の実験室のセットが舞台のような作りで、舞台俳優でもある彼の芝居を特等席で見ているような感じでした」と絶賛した。

 一方、佐々木さんは撮影について「20年歩んできた歴史がありながらも、決してそれに甘えることはなく、お互いの信頼関係を築いて、自信を持って現場が進行していく、そんな力強さを感じるチームに呼んでいただけてとてもうれしかったです」と振り返っていた。

 「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所、通称「科捜研」の法医研究員・榊マリコが、法医学、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して、現場に残された遺留品から研究所の仲間たちと事件の真相に迫る姿を描く人気ミステリードラマシリーズ。映画では、科捜研が現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る“シリーズ史上最強の敵”に立ち向かう。

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