xxxHOLiC:初の実写映画化へ CLAMPの大ヒットマンガ 神木隆之介&柴咲コウW主演、監督は蜷川実花

2022年4月29日公開の映画「ホリック xxxHOLiC」のビジュアル (C)2022 映画「ホリック」製作委員会 cCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
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2022年4月29日公開の映画「ホリック xxxHOLiC」のビジュアル (C)2022 映画「ホリック」製作委員会 cCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

 マンガ創作集団「CLAMP」のマンガ「xxxHOLiC(ホリック)」が初めて実写映画化され、俳優の神木隆之介さんと、女優の柴咲コウさんがダブル主演を務めることが11月23日、明らかになった。アヤカシ(妖怪)を見る力を持つ霊感体質の高校生・四月一日君尋(わたぬき・きみひろ)が、“次元の魔女”の異名をとる壱原侑子(いちはら・ゆうこ)と出会い、奇妙な出来事に関わっていくというファンタジーで、神木さんが四月一日、柴咲さんが侑子を演じる。蜷川実花監督がメガホンをとることも発表された。

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 「xxxHOLiC」は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)と「別冊少年マガジン」(同)で2003~11年に連載され、単行本の売り上げは累計1400万部を突破した大ヒットマンガ。テレビアニメ化、実写ドラマ化もされた。四月一日は、ある日、1羽のチョウに導かれ、「ミセ」という場所にたどり着く。ミセの女主人・侑子は、“一番大切なもの”を差し出すようにと呼びかける。四月一日は、侑子のもとで暮らし始めることになるのだが、想像を超える大事件に巻き込まれていく……というストーリー。

 神木さんは、「まさか僕が蜷川実花さんが表現する『xxxHOLiC』に出させてもらえるとは思っていませんでした……。すごくうれしかったです。『僕なんかが実花さんの世界観に入ってしまってもいいのかな』と思っていましたが、優しく迎え入れてくれました。ありがとうございました! 柴咲コウさんとは、僕が小学生のときに共演させていただき、また一緒に作品を作らせていただくことができて幸せでした。『xxxHOLiC』をよろしくお願いします!」と明かしている。

 柴咲さんは、「『蜷川実花』という唯一無二の色彩美を持った方が作り出す映像の中に溶け込めること。クランクイン前のフィッティングやメークテストのときから既にその世界観を楽しんでいました。また、以前から原作を読み直すたび、四月一日のイメージが神木隆之介さんと重なり、まさに現場でも四月一日そのもののたたずまいでした」とコメント。

 「四月一日と侑子の不思議な関係性が自然に醸し出せたと思います。映画としては、押し黙って見るというよりも、内装、衣装、メーク、ヘア……さまざまな美術について、仲間とあれこれ語り合いながら見られたら、より楽しめる作品だと思いました。ファッション好きな方々にもぜひご覧いただければと存じます」と話している。

 蜷川監督は、「『どうしてもxxxHOLiCを映画化したい!』と最初に打ち合わせをしてから、約10年。さまざまなことを乗り越えてやっと完成しました。終わってみるとこの時期に公開できることに、ある種の『必然』を感じます。音を立てて世界が変わる瞬間を体験した私たち、今だからこそ『xxxHOLiC』の中で語られていることが、より染み入るように入ってきます。『この世界ではみんな誰かと関わって、何かを共有している。選ぶのはあなた自身、未来はそれぞれの選択の先にある』。原作の持つ力に導かれながら、新しい表現にたどり着けたと思います。やり切りました。ぜひ劇場にお越しください」と語っている。

 また、神木さんについては「『四月一日は神木くんしかいない』と思っていて、今回ご一緒できて本当に良かったです。ほぼ初顔合わせでしたが、正確に正解を導く演技力に、本番の熱量に、撮影中は驚きの連続でした。神木隆之介の才能をたくさん浴びる幸福な時間、とにかく楽しく充実した撮影でした。今一番の推し! 安心して推せる! またワクワクする仕事をぜひご一緒したいです」とコメント。

 柴咲さんについても、「昔から『いつか一緒にやりたい』と熱望していました。出演が決定した時点で、この作品の成功を確信しました。とても難しい役ですが、柴咲さんの侑子さんとしての説得力がとにかく素晴らしく、原作ファンの方にも納得してもらえる侑子像になっていると思います。ずっと見たかった圧倒的に美しい柴咲コウの姿を見ることができて、まだ興奮しています」とコメントを寄せている。

 映画は「ホリック xxxHOLiC」として、2022年4月29日に公開される。

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