乃木坂46久保史緒里:グループ加入から7年 待望の初写真集に込めた変わらぬ「東北愛」 東京で意外な“発見”も

初の写真集「交差点」を7月11日に発売する「乃木坂46」の久保史緒里さん
1 / 9
初の写真集「交差点」を7月11日に発売する「乃木坂46」の久保史緒里さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の久保史緒里さんが初の写真集「交差点」(集英社)を7月11日に発売する。グループ加入から7年が経過し、久保さん本人にとっても、ファンにとっても、待望の一冊となる。「写真集の撮影が始まる前からずっとお世話になってきた皆さんと一緒に作れた段階で、すでに満足感がありますし、自分の中ではすごく思い出に残る、すてきな一冊ができたなって気持ちです」と、充実感をにじませる久保さんに話を聞いた。

 ◇写真集をきっかけに東北に足を運んでいただける方が増えたら

 写真集は、久保さんの出身の宮城県など“地元東北”の思い出の海や島、アイドル活動の拠点の東京をロケ地に、今春まで1年以上かけて撮影。アイドル、Seventeenモデル、俳優、ラジオパーソナリティーとして活躍する久保さんの、20歳から21歳までの姿を収めた。

 バラエティー番組などで、たびたび「東北愛」「地元愛」の強さをのぞかせてきた久保さん。

 「自分の生まれ育ってきた、大好きな東北で撮りたいという気持ちが一番でしたが、もう一つ、慣れ親しんだ地である、地元の東北で撮ることによって、飾らないありのままの自分の姿で一冊作れるんじゃないのかという思いもありました。もう一つ言うと、この写真集をきっかけに、東北に足を運んでいただける方が増えたらいいなという思いもあります」

 東北でのロケ地に選ばれたのは、久保さんが「昔行ったことのある場所がほとんど」で、そのたびに昔の記憶がよみがえったという。

 「特に思い出の場所が、山形県尾花沢にある徳良湖です。毎回行くたびに祖父にトラックで連れて行ってもらった場所で、そこに行けたことはうれしかったです」

 尾花沢では祖母と一緒に畑で“土いじり(農作業)”もした。久保さんにとってはうれしい思い出にもなったというが、子供のときに見た風景は、21歳に成長した久保さんの目にはどう映ったのだろうか?

 「変わってなかったですね。一瞬で当時のことを、そのときの祖父との会話も思い出せたので、何も変わっていないことにうれしくなりました」

 ◇初めて見る“ラジオの自分” 「こんなに楽しそうに番組やっていたんだ」

 写真集では初の水着、ランジェリーショットにも挑戦している久保さん。今回の写真集のように、“丸々一冊、自分だけ”というのはもちろん初めてで、意外な発見もあった。

 「写真集には『オールナイトニッポン(ANN)』の生放送中にブースの外から撮っていただいたカットや、打ち合わせのときのカットも入っているのですが、ラジオの仕事をしているときの自分を見るのが初めてだったので、『こんなに楽しそうに番組やっていたんだ』『打ち合わせ中、こんなにも必死にいろいろ書いていたんだ』ってことを初めて知ることもできました」

 東北で撮影されたカットが、「本当に飾らない『こうしよう、ああしよう』という考えを一切排除した、ただただ楽しんでいたり、景色にうっとりしていたりする自分」とするなら、その対極にある仕事風景のカット。久保さんにとってもお気に入りの一枚となった。

 久保さんは「この写真集を全編通して見たときに、そこだけ色の違うカットを入れているのは意味があるんです」と前置きし、「地元での飾らない自分に加え、一人上京してきて、東京で頑張っている自分も入れたかったというか。写真集のチームの方から『“両方”あった方がいいんじゃないか』という意見をいただいて実現したものではあるのですが、『東北の良さを伝える』という目的はありつつも、東京でいま、幸せにお仕事を頑張っている自分というのも写せたら、両極を見せられたらという意味で、あえて入れているので。私の中では一つ、大きな見どころではあるのかなって思っています」と語った。

最新記事一覧