ソムタム田井のコスプレリポート:人気レイヤー・鳥海かう 「FAIRY TAIL」ルーシィに 2時間かけたサイドテールに注目

鳥海かうさん
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鳥海かうさん

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーにクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体作りなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。東京・池袋で定期的に行われている「acosta!(アコスタ)」で出会ったコスプレーヤーを紹介する。

 「acosta!」は、東京・池袋のサンシャインシティの屋内外エリアでコスプレ撮影を楽しめるだけでなく、好きなキャラクターに扮(ふん)したまま周辺の飲食店に立ち寄ったり、買い物もできたりする、コスプレファンにとってはおなじみのイベント。同人即売会「acosta!マルシェ」と同時に開催されることもあり、その際は既存のキャラクターのコスプレだけでなく、オリジナルデザインの創作衣装で駆け付けるレイヤーが多くなるのも特徴の一つ。

 さまざまなアニメやゲームのイベントで公式コスプレーヤーを務めるだけでなく、グラビアDVDも発売するなど、現在多方面で活躍中の鳥海かうさんは「FAIRY TAIL」のヒロイン、ルーシィ・ハートフィリアに扮して参加。今回のコスプレでは、サイドテールが特徴的なウイッグの再現に注力したという。

 「サイドテールの位置とボリュームにこだわりました。ちょっとでも違うと全体的な印象が大きく変わってしまうので、家でマネキンにかぶせて、2時間くらいかけて整えてきたんです。普通にかぶっているとサイドテールの重さでどんどん傾いてくるので、ずれないようにしっかり固定している……というところも、こだわって仕上げたポイントです」

取材・文:ソムタム田井

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