ソムタム田井のコスプレリポート:「ガンダムSEED」フリーダムガンダムのフォルムを忠実に再現

「機動戦士ガンダムSEED」のフリーダムガンダムのコスプレーヤー
1 / 4
「機動戦士ガンダムSEED」のフリーダムガンダムのコスプレーヤー

 コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーにクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体作りなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。

 夏休みシーズンは全国で大小さまざまなコスプレイベントが開催される。フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023[夏]」や、世界中から多くのコスプレファンが集まる「世界コスプレサミット2023」、世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット(コミケ)102」など、それぞれに特色があるが、レイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬の作品や注目度の高いタイトルを分析できる……というところも、それらのイベントに参加するうえでの醍醐味(だいごみ)の一つ。

 2024年1月26日公開予定の劇場版アニメ「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」も、アニメファンにとっては非常に期待値の高い作品で、各イベントには同作に登場するモビルスーツに扮(ふん)して参加していたレイヤーの姿も。「コミケ」などに先んじて、今年春~初夏に開催されたイベントにも、そうしたレイヤーは大勢参加しており、フリーダムガンダムに扮するなつはさんは、人間大のサイズでモビルスーツのスタイルを再現することに注力したという。

 「極限までガンダムのフォルムに寄せることを意識して制作しました。50センチの竹馬を履いているので、移動は少し困難ですが、そのかいあってフリーダムガンダムの等身を忠実に再現できたんじゃないかなと思っています」

取材・文:ソムタム田井

最新記事一覧