アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」発売30周年を記念した「RG(リアルグレード)1/1ガンダムプロジェクト」の開催を前に6日、JR東静岡駅北側の東静岡広場(静岡市葵区)に建設中の実物大ガンダム像が報道陣に公開された。昨年夏に東京・お台場で大人気だった高さ18メートルの立像に、夜になると光り輝くビームサーベルが新たに装備された。
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実物大ガンダムは、ガンダム30周年プロジェクトとして建設されたもので、お台場では約415万人を動員した。静岡では24日から、ガンプラを製造している工場「バンダイホビーセンター」近くの同広場に設置される。昨年同様に頭部が上下左右に可動、約50個所の発光装置を備え、14個所からミストを噴射する仕掛けはそのままに、今回は右手にビームサーベルを持ち、夜になるとサーベルが光り輝く。天候が良ければ、ガンダム像の背景には富士山が見えるという。
今回のガンダム像は、“ファーストガンダム”内で繰り広げられた地球上での最後の激戦「ジャブローの戦い」を終えた「ガンダム」を想定しているといい、今回の目玉となるビームサーベルは、太陽光が当たるとキラキラと光り輝く「パール塗装」を施し、夜間にはプロジェクターの映像を当てる演出を行う。立像そのものは完成したが、演出などについて調整を行っている。この日公開されたのは、まだテスト的なもので、「ガンダム」の富野由悠季監督自身が3分程度の絵コンテを作成、「誰もが楽しめるエンターテインメントにしたい」というコンセプトで、公開期間中はさらに見どころ満載の演出で夜間のライトアップを予定している。
同プロジェクトは、「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」(静岡市主催、24日~11年3月27日)に「RGリアルグレード1/1ガンダムゾーン」で出展される。同ゾーンは11年1月10日まで、入場無料。ガンダム立像のみ3月27日まで設置される。関係者によると、動員見込みは3月までで約90万人という。(毎日新聞デジタル)
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