注目アニメ紹介:「戦国BASARA弐」突き抜けた個性の武将たちが活躍

アニメ「戦国BASARA弐」の1シーン (C)2010 CAPCOM/TEAM BASARA
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アニメ「戦国BASARA弐」の1シーン (C)2010 CAPCOM/TEAM BASARA

 イケメン戦国武将を人気声優が演じる「戦国BASARA」の続編「戦国BASARA弐(ツー)」が、11日からMBS・TBS系の日曜午後5時枠に登場。「鋼の錬金術師FA」の後番組として、深夜帯での放送だった前作から大きく躍進した。

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 「戦国BASARA」は、戦国武将が敵の大軍をなぎ倒すカプコンのアクションゲームが原作。6本の刀を操る伊達政宗や2本の巨大なやりを得意とする真田幸村ら、イケメンのキャラクターを人気声優が演じ、女性を中心に大ヒットした。09年4月の初アニメ化の際には、歴史ファンとなった女性が武将ゆかりの地を訪れるなど「歴女」ブームを生んだ。

 続編となる「弐」で描かれるのは、魔王・織田信長亡き後。武田信玄と上杉謙信は川中島で激しい攻防を繰り広げ、政宗と幸村も宿命の対決を迎えていた。そんな中、突然現れた謎の大軍勢によって、武田、上杉、伊達の3軍は川中島に包囲される。そこに現れたのは、戦国の覇王といわれる豊臣秀吉だった……というストーリー。

 見どころは、個性の際立ったキャラクターたちと、彼らの相互関係。ライバル同士の政宗と幸村や、熱血漢の信玄、性別不詳の謙信など、見ていて飽きないクセものたちが作品を盛り上げる。また、豪華声優陣の熱演も抜きには語れない。伊達政宗は「ONE PIECE」ロロノア・ゾロ役の中井和哉さん、真田幸村は「機動戦士ガンダムSEED」キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、今作から加入する新キャラクターの竹中半兵衛は「機動戦士ガンダムSEED」アスラン・ザラ役の石田彰さん、同じく新登場の豊臣秀吉は「BLEACH」朽木白哉役の置鮎龍太郎さんが演じる。

 制作は前作と同じプロダクションI.Gが担当。6月26日に行われたイベント「戦国BASARA弐」出陣式では1話が先行上映され、政宗VS幸村、信玄VS謙信のアクションシーンなどが披露された。同イベントに出席した野村和也監督は「脚本が面白いので、ド派手なアクションシーンにも力を入れたい。今この瞬間も、プロダクションI.Gでは全力でアニメを作っています」と作品への入れ込みようを語った。主題歌は「T.M.Revolution」の「SWORD SUMMIT」。(毎日新聞デジタル)

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