サマーウォーズ:テレビ初放送でシーンガイド導入 データ放送の新たな取り組み

「金曜ロードショー」で放送される「サマーウォーズ」の「シーンガイド」(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS (C)NTV
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「金曜ロードショー」で放送される「サマーウォーズ」の「シーンガイド」(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS (C)NTV

 8月6日に「金曜ロードショー」(日本テレビ系)でテレビ初放送される劇場版アニメ「サマーウォーズ」(細田守監督)で、放送中にシーンごとの解説や豆知識を紹介する「シーンガイド」が取り入れられることが明らかになった。地上デジタル放送のデータ放送を活用した新しい取り組みとして注目を集めそうだ。

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 シーンガイドは、各シーンに込められた制作側の意図や登場する小物に関する豆知識など番組に連動した文字情報などをデータ放送で受け、画面下部などに表示する仕組み。アナログ放送では視聴できない。データ放送の表示中は文字データ表示のため、アニメ本編の映像が縮小されるが、今回はデータ表示中でも映像を通常より大きく表示することで、データ放送画面での視聴を促す。

 「サマーウォーズ」は、数学の天才だが気の弱い高校生の主人公・健二が、あこがれの夏希先輩から、恋人のふりをするアルバイトを頼まれ、本家のある長野県上田市を訪れるが、ひょんなことから世界のライフラインを支える仮想世界「OZ(オズ)」を混乱させた犯人に仕立てられてしまう。当主・栄の指揮の下、一族とともに世界の危機に立ち向かうが、思わぬ出来事が待ち受けていた……というストーリー。神木隆之介さんや桜庭ななみさん、富司純子さんらが声優を務め、「第64回毎日映画コンクール」のアニメーション映画賞や「第33回日本アカデミー賞」の最優秀アニメーション作品賞、「第24回デジタルコンテンツグランプリ」の最高賞・経済産業大臣賞などを受賞している。(毎日新聞デジタル)

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