ファイブスター物語:累計800万部の人気SFマンガがリブート版 “幻の”資料も

2月10日に発売される「ファイブスター物語 リブート1 LACHESIS(ラキシス)」
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2月10日に発売される「ファイブスター物語 リブート1 LACHESIS(ラキシス)」

 累計800万部を発行している永野護さんの人気マンガ「ファイブスター物語」が、連載25周年を迎えたのを記念して、既刊12巻のストーリーを雑誌掲載時の構成で収録した「リブート(再起動)」版を発行することが明らかになった。2月から12年2月まで全7巻を隔月で発行する。

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 「ファイブスター物語」は、アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」(角川書店)で、1986年3月から連載されているSFファンタジー。超人的な力を持った「騎士」が、人工生命体の「ファティマ」とコンビで運用する戦闘兵器「モーターヘッド」が活躍する「ジョーカー太陽星団」を舞台に、光の神である「アマテラス」や、その妻でファティマの「ラキシス」をはじめ、さまざまな騎士やファティマたちの姿を描いた長編で、89年には劇場版アニメ化もされた。作者の永野さんは、同マンガ以外にもアニメ「重戦機エルガイム」「ブレンパワード」などのデザインを手がけており、現在は新作劇場版アニメ「花の詩女 ゴティックメード」を製作している。

 「リブート」版では、既存の1~12巻を、エピソードごとに区切った全7巻で発行。これまでのコミックス化の際に修正されていたコマなどを連載時のまま再現し、扉ページも各話の冒頭に収録している。また巻末のおまけ企画として、「エルガイム」にも名前だけが登場しながら、詳細な情報が伏せられていた人型兵器「ブラッド・テンプル」の資料なども公開されるという。

 2月10日に発売される第1巻「リブート1 LACHESIS(ラキシス)」は、第1話からラキシスがアマテラスの元へとおもむくシーンまでを収録しており、B5変型判198ページで価格は840円。1~3巻と「月刊ニュータイプ」の購入者を対象に、人気モーターヘッド「L.E.D.ミラージュ」のフィギュアがもらえる応募者全員サービスも行う(応募者負担あり)。(毎日新聞デジタル)

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