注目アニメ紹介:「レベルE」天才王子のイタズラは? 「ハンター×ハンター」作者の話題作

アニメ「レベルE」の1シーン 原作/冨樫義博「レベルE」(集英社「ジャンプコミックス」刊)(c)Yoshihiro Togashi 1995年-1997年(c)ぴえろ・テレビ東京/集英社
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アニメ「レベルE」の1シーン 原作/冨樫義博「レベルE」(集英社「ジャンプコミックス」刊)(c)Yoshihiro Togashi 1995年-1997年(c)ぴえろ・テレビ東京/集英社

 宇宙一の天才的な頭脳を持ちながら、宇宙一困った性格の「王子」を中心にしたSFコメディー「レベルE」が10日深夜から放送される。「ハンター×ハンター」の冨樫義博さんが、95~96年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していたマンガが原作だ。

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 友好的な宇宙人から犯罪者まで、地球にひそかにすみ着いており、知らないのは人類だけ……という設定の地球が舞台。筒井雪隆は野球推薦で山形県の如月高校へと進学、1人暮らしのために新居に着いたが、「宇宙人」を名乗る記憶喪失の男がすみ着いていた。ひょうひょうとした男の正体は?

 見どころは、宇宙一の天才的な頭脳を人を困らせることに使うドグラ星のバカ王子(通称・王子)のイタズラだ。他人の好意や弱点につけこむのは当たり前、人の心理を読み、十重二十重にわなを張り巡らして、周囲に常に迷惑をかけ続ける。原作は全3巻ながら220万部を発行しており、読者の予想を裏切る展開も多い、毒のあるマンガをアニメでどう再現するのか。

 王子は、「君に届け」の風早翔太役や「さらい屋 五葉」の秋津政之助役の浪川大輔さん、王子の側近・クラフトは「荒川アンダー ザ ブリッジ」のシスター役の子安武人さん、ナレーションは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の高坂大介役の立木文彦さんが担当する。「NARUTO−ナルト−疾風伝」の「ぴえろ」と、「戦う司書」の「デイヴィッドプロダクション」が制作を担当する。

 放送は、テレビ東京で10日から月曜深夜1時半(第1話は深夜1時45分)、テレビ愛知で12日から水曜深夜1時58分、テレビ大阪で14日から金曜深夜2時35分ほか。(毎日新聞デジタル)

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