SASUKE:米地上波ゴールデンに進出 実写番組では日本初

SASUKEのファイナルステージをバックにする出場者たち=TBS提供
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SASUKEのファイナルステージをバックにする出場者たち=TBS提供

 TBSの大型スポーツバラエティー番組「SASUKE」が、米4大地上波NBCのゴールデン帯(G帯)で放送されることが決定した。日本の実写テレビ番組が米地上波G帯に進出するのは初という。米国ではケーブル局が放送するリメーク版が大人気となっており、これに注目した米NBCが今秋、全米が最も注目する時間帯である日曜夜に登場させることになった。

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 「SASUKE」は、97年にスポーツバラエティー番組「筋肉番付」のスペシャル番組として初登場して以来、何度となく特別番組として放送されてきた視聴者参加型の人気番組。これまで、世界153カ国・地域に販売されており、世界的にも人気を博してきた。

 米国でも、全米ケーブル局G4(ジー・フォー)が、06年から「Ninja Warrior(ニンジャ・ウォリアー)」としてリメークした米国版「SASUKE」の放送を開始。07年には米国地上波番組を含む年間ベステンに選出されるなど人気が爆発、放送のたびに同局の視聴率記録を更新、SNS「Facebook」でも37万人以上のファンを獲得している。

 G4では「ニンジャ・ウォリアー」への参加をかけた全米キャンペーンを、日本での本選に参戦できる米国代表選出の模様と合わせ、「アメリカン・ニンジャ・ウォリアー」として2シーズンを制作。昨年夏のシーズン2のイベントには10万人を動員した。最新のシーズン3は、今年5月に米国予選が行われ、その模様は8月に10回にわたって放送予定で、米NBCは、このシーズン3のクライマックスとなる「SASUKE第27回大会」の日本本選を放送する。

 G4とTBSは赤十字社を通じた日米共同の支援活動も予定しており、TBSの信国一朗常務は「世界中で愛されている『SASUKE』および、『ニンジャ・ウォリアー』の新シーズンを制作することで、世界中の視聴者のみなさまへ感謝を表し、また米G4と協力し、日本の被災者のみなさまの復興支援のお手伝いができれば幸いです」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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