ちはやふる:マンガ大賞の人気かるたマンガがアニメ化 10月から放送

テレビアニメになることが決まった末次由紀さんの「ちはやふる」
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テレビアニメになることが決まった末次由紀さんの「ちはやふる」

 競技かるたに青春をかける高校生たちを鮮烈なタッチで描き、「第2回マンガ大賞」など数々の賞を受賞している人気マンガ「ちはやふる」がアニメ化されることが31日分かった。マンガ大賞受賞作では、第1回(08年)の「岳」、第3回(10年)の「テルマエ・ロマエ」が映画化されており、3作目の映像化となる。10月からテレビアニメとして放送される予定で、放送局などは今後明かされるという。

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 「ちはやふる」は、末次由紀さんが07年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載中の人気マンガ。モデルの姉の成功を夢見ていた小学生の主人公、綾瀬千早は、転校生の綿谷新(あらた)を通じて競技かるたと出会う。普段はおとなしい新が誰よりも速く札を払う姿に衝撃を受けた千早は、幼なじみの真島太一も巻き込んでかるたにのめり込んでいく。そして新も千早のずば抜けた聴力に驚き、かるたを一緒にできる友達ができたことを喜ぶが、小学校卒業とともに千早たちと離れてしまう。それから4年後、高校生になった千早は、太一とかるた部を立ち上げるが、福井に戻った新はかるたをやめていた……というストーリー。

 かるたクイーンを目指す千早の成長を軸に、努力家の太一をはじめとしたかるた部の仲間たちの奮闘や、圧倒的な才能と実力を持ちながらさまざまなハプニングに見舞われる新など、個性的なキャラクターのドラマと躍動感のある競技かるたの描写で人気を集め、宝島社の「このマンガがすごい」のオンナ編部門1位、「マンガ大賞」(09年)、「講談社漫画賞」など数々の賞を受賞。コミックスも累計400万部以上を発行している。(毎日新聞デジタル)

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