聖闘士星矢:主人公世代交代で23年ぶりアニメ復活

4月から始まる「聖闘士星矢Ω」のビジュアル(C)車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通
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4月から始まる「聖闘士星矢Ω」のビジュアル(C)車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通

 86~89年に放送され人気を博したテレビアニメ「聖闘士星矢」が、新シリーズ「聖闘士星矢Ω(オメガ)」として23年ぶりに復活することがわかった。星矢ではなく、新世代のペガサス座の青銅聖闘士(ブロンズセイント)・光牙(こうが)が主人公のオリジナルのストーリーで、星矢も黄金聖闘士(ゴールドセイント)として登場する。4月からテレビ朝日で放送される。

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 「聖闘士星矢」は、週刊少年ジャンプ(集英社)で85~90年に連載された車田正美さんの人気マンガが原作。天馬星座(ペガサス)の「星矢」や龍星座(ドラゴン)の「紫龍」、白鳥星座(キグナス)の「氷河」ら、「小宇宙(コスモ)」と呼ばれる特別な力を持った聖闘士(セイント)たちの戦いと友情を描いた作品で、彼らは守護星座の名を借りた「聖衣(クロス)」をまとい、武器を嫌う女神・アテナのために素手で敵に挑んでいく。単行本は全28巻を数え根強い人気を誇っている。

 新シリーズは、伝説の聖闘士・星矢の背中を追いかける光牙とその仲間たちによる物語で、地上の平和と生きとし生けるものを守る女神アテナをさらい、新世界を樹立しようとする巨大な悪・マルスを倒すため、何度でも立ち上がり、戦い続ける主人公たちの姿を描く。

 光牙はペガサス座の聖闘士として宿命を背負った13歳の少年。負けん気と反抗心が強く、いちずで思いやりがあるという一面も持つ。仲間の聖闘士と出会い、友情や絆の大切さに目覚めていくという設定。また、光牙の育ての親として、城戸沙織(女神アテナ)も登場する。そのほか、ヒロインのワシ座・アクティラの青銅聖闘士・ユナや、光牙の親友で子獅子座・ライオネットの青銅聖闘士・蒼摩(そうま)、光牙の弟分、龍座の青銅聖闘士の龍峰(りゅうほう)、謎多きオリオン座の青銅聖闘士・エデン、狼座の青銅聖闘士・栄斗(はると)などが登場。聖闘士たちは美形ぞろいで、彼らがまとう聖衣も現代風かつ華やかにアレンジしているという。

 第1話は、十二宮が見える聖域にある居城で、女神アテナは眠れる赤子・光牙を見ていた。ところがそのとき、巨大な闇が生じ、爆発。その影響で崩れた柱が光牙のところに倒れそうになるが、間一髪、黄金聖闘士・星矢が現れた。さらに、マントを羽織った邪悪な敵・マルスも姿を現して……というストーリー。放送は4月から毎週日曜午前6時半~7時の予定。(毎日新聞デジタル)

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