ちはやふる:声優陣が和服姿でファンイベント A級選手とのかるた対決も

アニメ「ちはやふる」のファンイベントに登場した(手前左から)細谷佳正さん、宮野真守さん、瀬戸麻沙美さん、茅野愛衣さんと「99RadioService」のメンバー
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アニメ「ちはやふる」のファンイベントに登場した(手前左から)細谷佳正さん、宮野真守さん、瀬戸麻沙美さん、茅野愛衣さんと「99RadioService」のメンバー

 テレビアニメ「ちはやふる」(日本テレビ系)のファンイベントが12日、東京都文京区の「蕉雨園」で開かれ、主人公の千早を演じる瀬戸麻沙美さんらキャスト陣が華やかな和服姿で登場。瀬戸さんは、慣れない和服に「3回ぐらいつまずいた」と明かしたものの、千早を思わせる赤い着物の晴れ姿に会場からはため息が漏れた。

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 「ちはやふる」は、転校生の新と出会って競技かるたの魅力に目覚めた千早のかるたにかける青春を描いた少女マンガ。末次由紀さんが07年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載し、「マンガ大賞」など数々の賞を受賞した。11年10月から放送中のアニメ版も人気を集めている。

 イベントは、コミックス15巻と、アニメ版のブルーレイディスク(BD)とDVD1巻の購入者を対象に行われたもので、1000人以上の応募から抽選で100人が招待された。明治時代に宮内大臣などを歴任した田中光顕が建て、史跡としても知られる「蕉雨園」での開催ということもあり、瀬戸さんのほか、新役の細谷佳正さん、千早の幼なじみ、太一役の宮野真守さん、古典マニアの奏役の茅野愛衣さんの3人のキャストも和装で登場。参加者も畳敷きの大広間に敷かれた座布団で観覧と、作品の世界を思わせる趣向が随所に盛り込まれた。

 ライブとトークの2部構成で、ライブではバンド「99RadioService」がオープニング曲「YOUTHFUL」などをアコースティックバージョンで披露。瀬戸さんもエンディング曲「そしていま」を歌いあげた。また、トークではキャスト陣が作中の名ぜりふを生披露。奏役の茅野さんが、千早のせりふで語りかけたりと、別のキャラクターのせりふをキャスト陣がコミカルに再現して笑いを誘った。

 イベントのクライマックスでは早稲田大学かるた会とキャスト陣の「瑞沢高校かるた部」によるかるた対決も実施。同会所属のA級選手の菊地洋介さん対キャスト4人のハンデ戦が行われた。試合は大方の予想を覆して瀬戸さんが先制し、その後も千早を思わせる“感じの良さ”で計3枚を取るなどキャスト陣が大健闘。キャスト陣は要所で「みずさわファイト!」と大きな声で気合を入れ、宮野さんが「あの札が赤く見える」と作中のせりふをつぶやくなど盛り上げた。最後は残りの札が1枚ずつになった「運命戦」までもつれこみ、それまで唯一札を取っていなかった細谷さんが札を取ってキャスト陣が勝利を収め、会場を沸かせていた。(毎日新聞デジタル)

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