名探偵コナン:“溝端コナン”7カ月ぶり復活 4月にスペシャルドラマ

「工藤新一 京都新撰組殺人事件」に出演する溝端淳平さん(右)と忽那汐里さん
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「工藤新一 京都新撰組殺人事件」に出演する溝端淳平さん(右)と忽那汐里さん

 溝端淳平さんが高校生探偵を好演して人気を集めた、マンガ「名探偵コナン」の実写ドラマ版が、7カ月ぶりにスペシャルドラマとして復活することが明らかになった。4月12日に放送される新作「工藤新一 京都新撰組殺人事件」(読売テレビ・日本テレビ系)でも引き続き主人公の工藤新一を演じる溝端さんは「新一は僕なんだって自信を持って、今回はいろいろ冒険にも出てみたいなと思っています。これはきっと新一がやるだろうなと、自分と向き合い、自問自答しながら、新一をやらせていただいています」と話している。

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 「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山剛昌さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解決するというストーリー。96年からスタートしたテレビアニメは今年放送15周年を迎えたほか、97年からは劇場版アニメも毎年製作されて人気を集めている。11年7月から放送された連続ドラマ版では、溝端さんが新一役、忽那汐里さんがヒロインの毛利蘭を演じて話題を呼んだ。

 4月放送のスペシャル版では二つの密室殺人事件が軸となり、新一は飛行機を舞台にした密室殺人と映画の撮影現場で起きた密室殺人の謎に挑む。連続ドラマと同様、人気キャラクターの西の高校生探偵・服部平次を松坂桃李さん、その幼なじみの遠山和葉を岡本玲さんが演じるほか、臼田あさ美さん、佐藤藍子さん、中村俊介さん、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さん、「スピードワゴン」の井戸田潤さん、ダンテ・カーヴァーさんらが出演する。

 連ドラの撮影時に蘭をずっと難役だと思っていたという忽那さんは「少し期間が開きましたが、今はとてもリラックスして撮影に臨んでいます。前回、思い残した気持ちもあるので、今回いただいたチャンスを大切に頑張りたい」と意気込んでおり、そんな忽那さんについて溝端さんは「久しぶりにこの撮影で会って、前よりも柔らかくなったと思います。自分ももっと頑張らなきゃって思います」と刺激を受けているようだ。

 神奈川県出身で関西弁に苦労したという松坂さんは「関西弁はもちろんなんですけど、探偵ってことを常に心の中に置いておく。浪速の高校生探偵と呼ばれるくらいの推理力を持っているので、普通の高校生の子たちとはちょっと違う部分、目線一つでもそうだと思うんですけれど、そういったところで表現できるんじゃないかなって思っています」と話している。ドラマは平次が時代劇映画に出演することになり、「新撰組」の沖田総司として大立ち回りを演じるシーンからスタートするといい、松坂さんは本格的な時代劇のシーンに初挑戦する。

 溝端さんは「今回、12人の容疑者が登場しますが、全員がどこか引っ掛かりのある疑わしい人物なので、工藤新一と12人の容疑者の対決が一番の見どころになっていると思います。本当にスピード感があって、全く飽きさせない2時間たっぷり楽しめるミステリーになっています」と見どころを語った。ドラマは4月12日午後9時から放送。(毎日新聞デジタル)

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