工藤静香:SF世界描いた作品を披露「砂を入れて描いてみました」

火星のプリンセスをイメージして描いた作品を披露する工藤静香さん
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火星のプリンセスをイメージして描いた作品を披露する工藤静香さん

 歌手の工藤静香さんが27日、ファンタジーアドベンチャー映画「ジョン・カーター」(アンドリュー・スタントン監督)の4月公開を記念して東京都内で行われた「『ジョン・カーター』絵画コンクール」の授賞式に出席。二科展に16回入選し、10年には特選にも選ばれるなど、画家としても活躍している工藤さんは同映画の原作となった小説に登場する火星のプリンセスをイメージしたという作品を披露した。作品について工藤さんは「火星の乾いた感じを出すために砂を入れて描いてみたり、赤の絵の具をちらしてみたりしました」とポイントを語った。工藤さんの絵画は、東京・有楽町の映画館「丸の内ピカデリー」で公開初日から展示される。

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 同コンクールは映画の舞台である惑星“バルスーム”を想像した絵画を募集し、応募のあった107作品の中から優秀な作品を選出。工藤さんは特別審査員を務めた。最優秀賞には、大きく口をあけたモンスターを描いた大阪府在住で小学3年の有田幸樹くん(9)の作品が選ばれ、工藤さんから「とっても力強くてすてきな絵でした。映画の“バルスーム”の想像力や、細かいところの色遣いも素晴らしかった」と言葉を送られた。

 また、朝日新聞賞、ディズニー賞、特別審査員賞も発表され、工藤さんは「私も刺激を受けました。どれもすてきな絵でした」と総評した。

 「ジョン・カーター」は、「スター・ウォーズ」や「アバター」に多大なインスピレーションを与えたといわれるエドガー・ライス・バローズ(1875~1950年)の伝説的SF小説を原作に、「ファインディング・ニモ」や「ウォーリー」で知られるスタントン監督が初の実写映画に挑んだ作品。南北戦争で愛する家族を失ったジョン・カーターが、不思議な現象によって未知なる惑星“バルスーム”に迷い込む。そこは、権力者“マタイ・シャン”による暴挙のせいで滅亡の危機に瀕(ひん)しており、住民たちの窮状を目の当たりにしたカーターは、彼らのために戦いに身を投じていくという内容。主人公のカーターをテイラー・キッチュさんが演じている。4月13日から公開予定。3Dも同時公開。(毎日新聞デジタル)

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