ビートたけし北野:現代アーティストとして国内初個展「絵画はいい酒と同じ」

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 お笑いタレントで映画監督の北野武さんが現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO(ビートたけし北野)」として日本初の個展を開催することになり、11日に東京都内で行われた発表会に登場。主催者などからの称賛のコメントの後、あいさつに立った北野さんは、大勢集まった報道陣の前で「ボンジュール、ムッシュー、マドモアゼール」とジョークを飛ばし、「(自分の絵画は)6、7歳の子どもが描いた絵だと思っていただければいいし。よく言えばポップアート、勘違いしてますが(笑い)。一番の願いは、楽しんでもらうだけです」とシンプルに語った。

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 今回の個展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier Pour I’art contemporain」は、10年3~9月に仏パリのカルティエ現代美術財団で行った展覧会「Beat Takeshi Kitano,Gosse de peintre 絵描き小僧」の日本凱旋(がいせん)で、北野さん直筆のカラフルな絵画や、構想・デザインしたユニークなオブジェ、過去のコント映像、観客参加型のワークショップなどの作品を展示。さらに今回の展覧会で初公開となる版画も展示される。個展は13日~9月2日に東京都新宿区の「東京オペラシティ アートギャラリー」で開催。入場料は、大人1300円、大学・高校生1000円、中・小学生600円。

 作品のアイデアが生まれる瞬間を「お笑いだったり、映画だったり、いろんな絵コンテなんかを書くチャンスがいろいろあるから」と明かした北野さん。特に「好きな絵を描けるのが一番楽」と語り、「意外に面白いのは、絵を描いている時は、高いお金を払っていい酒を飲んでいる時と同じような酔い方をする」と制作時の高揚感を語った。また、お気に入りの作品については「自分はいろんな肩書を持ってるけど何一つ誇れるものはなくて、総合で少しは価値があるかなってものなので。作品も同じように、全体的に見てもらって感覚的に遊んでもらえたら」と控えめに語っていた。(毎日新聞デジタル)

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