人気アニメ「機動戦士ガンダム」の世界が体験できる施設「ガンダムフロント東京」(東京都江東区)が19日の開業を目前に控えた17日、報道陣向けに公開され、高さ18メートルの実物大ガンダム像が、同施設が入る複合施設「ダイバーシティ東京 プラザ」外の広場に登場。09年夏に初めて立ち姿を見せたお台場の大地に、再びその雄姿を現した。
ウナギノボリ
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実物大ガンダムは、ガンダム30周年プロジェクトとして、09年夏に東京・お台場の「潮風公園」(東京都品川区)に建設。当初予想の2.5倍以上となる415万人を動員した。その後、10年夏にはJR東静岡駅北側の東静岡広場(静岡市葵区)に登場して人気を集め、昨年夏にも東京・お台場でパーツの展示が行われたが、今回、お台場の地に立像として再び姿を見せることになった。
今回の実物大ガンダム立像「RG1/1 RX78−2 ガンダム Ver.GFT」は、ファーストガンダムで描かれた「一年戦争」の末期に、主人公のアムロ・レイの能力に合わせて、新技術「マグネット・コーティング」という改良が施されたガンダムの姿を再現。足首、ひざ、ひじの関節部分に円形のパーツを追加したほか、新たなデカール(表示)や細部にパーツを付け足すなどを追加で加工を施している。
ガンダムの世界が体験できる「ガンダムフロント東京」は、「ダイバーシティ東京 プラザ」の7階にあるガンダムを身近に体感できる一大エンターテインメントスペース。エントランスゲートでは、地球軌道上に漂うガンダムを描いた幅17メートルの巨大アートが出迎える。ファーストガンダムの最後の戦闘の舞台となった宇宙要塞「ア・バオア・クー」が約1/3000スケール(高さ約4.5メートル、直径約3メートル)で再現、実物大「コアファイター」や、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主要モビルスーツ「ストライクフリーダムガンダム」の実物大胸像も展示されている。
施設内には、ガンダム全作品から主要な画像・キーワードを、タッチパネルで検索、閲覧できるテーブル型アーカイブマシンや、キャラクターと写真撮影が可能なフォトスポット、ガンプラの展示コーナーやアパレルショップなどが入っており、直径16メートル、6台のプロジェクターと13台のスピーカーが設置され、実寸大の迫力で迫るモビルスーツのCG映像を全身で体感できる特設巨大ドーム「DOME−G」も公開された。高所クレーンからのガンダム立像の実写映像や、天球全体に広がる過去のガンダムシリーズの名シーン、大迫力のモビルスーツで満たされた新作CGイメージが投影される。
同施設は、バンダイとサンライズ、創通の3社が設立した「ガンダムフロント東京有限責任事業組合」により、「ダイバーシティ東京 プラザ」と同じく19日に開業予定。面積は約2050平方メートル。2階には、東京・秋葉原にあるガンダムカフェの2号店「GUNDAM Cafe ダイバーシティ東京 プラザ店」もオープンする。入場料1000円(中学生以下は800円)で予約制。当日でも入場可能な時間帯については、施設エントランスゲートで当日券(1200円、中学生以下1000円)を販売する。ガンプラの展示コーナーやアパレルショップは入場無料。(毎日新聞デジタル)
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