渡部篤郎:物まね見て「首振るのやめた」 松村邦洋らを公認

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 俳優の渡部篤郎さんが21日、東京都内で行われた主演映画「外事警察 その男に騙されるな」(堀切園健太郎監督)の試写会に登場した。試写会には渡部さんの物まねを得意とする松村邦洋さん、山本高広さん、おおともりゅうじさん、お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さんも登壇し、首を振りながら「人の国でやりたい放題だな」など劇中のセリフをボソボソとしゃべる物まねを披露。4人のお笑い芸人が渡部さんに謝罪すると、渡部さんは「うれしいです。いつも楽しく見ています。(ものまねを見て)首を振るのをやめた。(セリフが)よく聞き取れないよね。滑舌の学校に通った」とものまねを意識していることを明かし、4人を“本人公認”の称号を与えた。

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 出演作のDVDを何度も見て研究するなど渡部さんの大ファンという松村さんは、“本人公認”となったことを「好きなだけ物まねできます」と喜び、渡部さんと津川雅彦さん、西田敏行さん、貴乃花光司さんが「外事警察」に出演したら……という物まねを披露。山本さんは、肩がぶつかった相手にケンカを売るが、ケンカが弱い渡部さん……というネタで観客を沸かせた。渡部さんは、松村さんを「一番(クオリティーが)高いよ」と絶賛したが、山本さんには「これ(山本さん)は一番低い」と少し不満な様子だった。

 「外事警察」は麻生幾さんの同名小説を原案に09年にNHKでドラマ化されたもので、映画は、「ハゲタカ」のスタッフと「相棒」シリーズの脚本家・古沢良太さんがタッグを組み、国際テロを未然に防ぐために組織された実在する外事警察の世界を関係者に徹底取材して映像化した。ある日、朝鮮半島から濃縮ウランが流出したという情報が入る。同時期に軍事機密データも消え、日本での核テロの可能性が高まる。“公安の魔物”と恐れられる住本(渡部さん)ほか外事4課は、日本に潜伏する工作員らしき男に目をつけ、妻の果織(真木よう子さん)を“協力者=スパイ”に取り込み捜査を進める。外事警察や韓国の諜報(ちょうほう)機関、テロリストらによる情報戦が繰り広げられる中、住本は核テロを阻止するために、ある最終手段に出る……というストーリー。6月2日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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