コミケ82:鳥取県が自治体単独初出展

鳥取県が出展する日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」(昨年末に開催されたコミケ81の様子)
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鳥取県が出展する日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」(昨年末に開催されたコミケ81の様子)

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)82」(8月10~12日)に鳥取県が出展することが1日、明らかになった。ブース名は「まんが王国とっとり」で、企業ブースのナンバーは252。コミケの企業ブースに地方自治体が単独で出るのは初めて。

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 同県は、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさん(境港市)や「名探偵コナン」の青山剛昌さん(北栄町)らのマンガ家を輩出しており、90年代から境港市の商店街に妖怪像を設置した「水木しげるロード」が展開されるなど、マンガを活用した町おこしに積極的な県として知られる。コミケ出展は、11月7~11日に同県米子市で開かれるマンガをテーマにしたシンポジウム「国際マンガサミット鳥取大会」のアピールが狙い。

 コミケの企業ブースには、11年8月に岡山県倉敷市が観光振興の一環として、同市を舞台にしたマンガ「めくりめくる」を連載する出版社のワニブックスと共同出展したケースがある。コミケは、75年から始まったマンガや小説、音楽、ゲームソフトなどの同人誌即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、1日あたり15万~20万人を動員する日本最大級のイベントとして知られている。(毎日新聞デジタル)

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