女優の綾瀬はるかさんが9日、チネチッタ川崎(川崎市川崎区)で行われた主演映画「ホタルノヒカリ」(吉野洋監督)のバージンロードイベントと初日舞台あいさつにウエディングドレスで登場。あいにくの雨だったが、800人のファンが見守る中、再現されたバージンロードを藤木直人さんと歩いた綾瀬さんは、「うれしいです」とにっこり。藤木さんから純白のドレス姿を絶賛された綾瀬さんだったが、「(劇中で)何度も着させてもらってるので、きつくなってないか心配でした」とあっけらかんと語り、自身の結婚式のイメージも「全然わいてないです」と実感がわかない様子だった。
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一方で、イベント直後に行われた舞台あいさつでMCを務めた日本テレビの新婚・石田エレーヌアナウンサーから、「(プライベートで)ドレスを着るならいつごろ?」と突っ込まれた綾瀬さんは、「全く(予定は)ない」としながらも、「願望はあるんですけどね」と明かしていた。
「ホタルノヒカリ」は、ひうらさとるさんがマンガ誌「Kiss」(講談社)に連載していたマンガが原作。20代で恋愛を放棄し、休日は高校時代のジャージーを着て、ごろ寝しながら缶ビールを飲むというぐうたら生活を送る“干物女”の雨宮蛍(綾瀬さん)が、ひょんなことから“ぶちょお”こと上司の高野部長(藤木さん)と同居することになってしまう……というコメディードラマで、07年7~9月にパート1、10年7~9月にパート2が日本テレビ系で放送された。映画版ではローマへ新婚旅行に行った蛍とぶちょおの珍道中を描いている。松雪泰子さんがイタリア在住の“干物女”・冴木莉央役、人気グループ「NEWS」の手越祐也さんが莉央の弟・優役で出演している。
公開初日ということから、綾瀬さんは「ドキドキとワクワクと緊張で胸がいっぱいです」と緊張した面持ち。一方、藤木さんは「僕自身、あまり映画に関わることがなかったので、思いの詰まった作品。とても感慨深いです」としみじみと語った。
舞台あいさつでは、香港や台湾、韓国をはじめ、世界の八つの国と地域で配給されることが発表された。同日に台湾で会見を行う予定の綾瀬さんは「今から台湾に行ってきます。ごはんがおいしいと聞いたので楽しみ!」と笑顔を見せ、「ハッピーになれる温かい作品。よろしければ、劇場に笑いにきていただければ」とアピールした。(毎日新聞デジタル)
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