打ち水大作戦:東京タワーで早くも“打ち水” 小雨舞う中「虹作ろう」

東京タワーで行われた「打ち水」の模様
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東京タワーで行われた「打ち水」の模様

 今年で10年目を迎える「打ち水」のイベント「打ち水大作戦2012」のプレイベントが21日、東京タワー(東京都港区)で開催され、浴衣姿の女性や親子連れ、東京タワーのイメージキャラクター「ノッポン」などが参加した。この日はあいにくの小雨で、開始前の気温は24.4度と涼しかったが、関係者が今年のテーマである「打ち水で虹を作ろう」と呼びかけ、参加者全員で一斉に水をまいた。

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 「打ち水大作戦」は、同じ時間に打ち水をして夏の暑い日の気温を2度下げようと03年にスタートした市民運動。今年は7月22日(大暑)~8月23日(処暑)を「打ち水期間」と設定し、各会場で打ち水の実施を呼びかける。10年目を迎える今回は、「打ち水で虹を作ろう」をテーマに、「雨水や一度使った“二次”利用水を集めて大きな“虹”を作ろう」と呼びかけている。

 会場には二次利用水と木製の桶が用意され、ノッポンと一緒に打ち水を楽しむ子供たちや、お互いに水を掛け合いはしゃぐ大人たちの姿も見られた。打ち水後、気温は24.1度に下がり、参加者らは打ち水の効果を体感し、笑顔を見せていた。

 イベントにはフリーアナウンサーの末吉里花さんも登場し、風鈴の涼しげな音が鳴り響く中、夏の節電クールファッションが紹介されたほか、子供たちによるスイカ割りなども行われた。「打ち水大作戦」隊長の真田武幸さんは、「7月22日には浅草寺の境内での打ち水を予定しています。『打ち水で虹を作ろう』をテーマに、10年目の打ち水を盛り上げていけたら」と呼びかけた。(毎日新聞デジタル)

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