濱田岳:倉科カナは「悪女」? 配信ドラマ「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」撮影の裏側を語る

「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」で共演した(左から)倉科カナさん、濱田岳さん
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「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」で共演した(左から)倉科カナさん、濱田岳さん

 俳優の濱田岳さんと女優の倉科カナさんが、8月1日から配信されるドラマシリーズ「ドラマJoKer」の第1弾「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」で共演した。濱田さんについて「面白い人だな~って、いつも尊敬のまなざしで見ています。濱田さんがいれば大丈夫!」と笑顔で話す倉科さんに、濱田さんは「悪女だな~」と苦笑いで、「これは信頼じゃなくて、責任のなすり付けって言うんですよ……」と撮影のエピソードを語った。(毎日新聞デジタル)

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 「ドラマJoKer」は、J:COMオンデマンドやauのスマートパス、ビデオパスなどで見られるプレミア配信ドラマシリーズ。「東野圭吾ドラマシリーズ“笑”」は、人気作家・東野圭吾さん原作の三つの笑いのショートストーリーで構成されており、8月1日から配信される。2人が共演する第1笑「モテモテ・スプレー」は、何度告白しても成功しない会社員タカシ(濱田岳さん)が、同僚のアユミ(倉科さん)にふられたことをきっかけに、怪しげな博士から、絶対もてるという「モテモテスプレー」を受け取る……という展開。

 東野作品は初めてという濱田さんは「いざ読んでみたら癖のある笑いでびっくり。読んでるだけで面白かった。人の裏をかくようなオチで、そこでクスリと笑わせるのはさすがだな」といい、倉科さんも「東野さんっていったらサスペンスなんですが、ブラックユーモアで意外でした」とうなずいた。モテモテスプレーを実際に手に入れたら?と聞くと、濱田さんは「手に入ったら、軽くは振ってみますけれど、ちょっとちやほやされて気持ちいい程度でやめておきます」と話したが、一方の倉科さんは「バンバン使っていこうかな。たまには潤いがほしい!」とちゃめっ気たっぷりに答えた。

 人見知りだという濱田さんは「共演は2度目。倉科さんが来ると現場が盛り上がるというか……そういう意味では助けてもらいました」と話したが、「全然彼女に罪の意識はないですが、現場のスタッフには勝手に好きになっている男がたくさんいましたね。意地悪感はないですが、そういうタイプ」と、倉科さんの天然の悪女ぶりを明かし、演技についても「モテモテスプレーをかいだときのひょう変ぶりがはちゃめちゃ。悪女っぷりがさすがだな~」と感心した。倉科さんは「私は真剣なんですけれど、濱田さんの演技を見ていると、本当に笑ってしまいそうになる」といい、「タカシを一生懸命可愛らしくやってらっしゃって、動きから言動からすべて面白い。スプレーをかけて、上着を動かしてにおいを拡散するところとか、振り返って『オッケー!』とポーズを決めるところとか、動きがキレキレ!」と大絶賛した。

 演技について、濱田さんは「言われたことをそのままやっているつもり。タカシはただもてたい一心で、スプレーをかけたからといって、美男子になるとかではないので、普通にやりました。変わるのは、彼女の方。倉科さんの演技にかけてましたね」と話すと、倉科さんは「期待に応えられるように、アユミのスプレーしてないときと、かかったときの演技の変化が非常に難しかったですね。そこを頑張りました」と自信を見せた。苦労したところは、撮影で使ったスプレーの中身が、実はトイレの消臭スプレーだったことだといい、濱田さんは「トイレの空気を一瞬で変える威力のあるスプレーをかけていたので、あまりに臭すぎて何回か笑っちゃいました」と明かした。

 濱田さんは「時間が短くて見やすいですし、そんなに深刻な話ではないし、携帯に合わせた気軽さが売りです。気分転換のような気持ちでサクッと見てくれたらうれしい」と話し、倉科さんも「少し癖と毒気のあるコメディーをポップに描いているので、そこをぜひ見ていただけたら」とアピールした。第1笑「モテモテスプレー」は8月1日から配信。第1笑のほか、笹野高史さん、菅田将暉さん、「AKB48」の宮澤佐江さんが出演する第2笑「あるジーサンに線香を」は9月1日、三上博史さん、ミムラさんが出演する第3笑「誘拐電話網」は10月1日から配信予定。

 ◇プロフィル

 はまだ・がく。88年6月28日生まれ。98年にドラマ「ひとりぼっちの君に」でデビュー。07年、俳優の瑛太さんとダブル主演した映画「アヒルと鴨のコインロッカー」で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。12年は映画「ロボジー」「宇宙兄弟」「ポテチ」が続いている。

 くらしな・かな。87年12月23日生まれ。映画「スーパーカブ」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「砂時計」に出演し、09年にNHK朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」の主演女優にオーディションで選ばれる。11年はドラマ「名前をなくした女神」「私が恋愛できない理由」「もう一度君に、プロポーズ」などに出演している。

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