松雪泰子:女刺客役熱望にレナー「ぼこぼこにされたい」

映画「ボーン・レガシー」の完成披露試写会に登場した松雪泰子さん(右)とジェレミー・レナーさん
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映画「ボーン・レガシー」の完成披露試写会に登場した松雪泰子さん(右)とジェレミー・レナーさん

 大ヒット映画「ボーン」シリーズの最新作「ボーン・レガシー」(トニー・ギルロイ監督)の完成披露試写会が2日、東京都内で行われ、主演する米俳優のジェレミー・レナーさんと日本語吹き替えを担当する女優の松雪泰子さんが登場。松雪さんは「ボーン」シリーズの続編で出演オファーがあったら?との質問に「激しいアクションをやってみたいので、アーロンを狙う最強の刺客を」と熱望。レナーさんも「ぼくも賛成だね。彼女にだったら、ぼこぼこにされたい」と笑わせた。

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 実写の吹き替えは今回が初という松雪さんは、「実際に存在するキャラクターを声だけで表現するのは難しいことだと思ったんですが、だからこそ挑戦してみたいなと思った」と説明。レナーさんとの対面には「とってもすてきでドキドキしています。映画の中はクールですてきだったんですけど、ご本人の方がもっとすてき」とうっとり。レナーさんから「(松雪さんは)美しすぎて、声だけやるのはもったいないんじゃないかな」と返されると、「……ありがとうございます」と照れ笑いだった。

 「ボーン」シリーズは、マット・デイモンさん演じる暗殺者ジェイソン・ボーンが自らの過去と決別するためにCIAの恐るべき陰謀に単身立ち向かうアクション満載の大ヒットシリーズ。「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」の3部作は、全世界で累計約1000億円の興行収入を記録する大ヒットとなった。シリーズ最新作となる「ボーン・レガシー」は、シリーズの出演者とスタッフが再集結。これまでの3部作と「同じ世界・同じ時系列で展開されていた別の物語」に焦点を当て、ボーンの闘いの裏で同時進行していたさらに巨大な陰謀の存在を壮大なスケールで明らかにしていく。

 レナーさんは、映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や「ハート・ロッカー」、「アベンジャーズ」などに出演しており、今回の物語では、ボーンをしのぐ“最強の暗殺者”アーロン・クロス役で主演。ジョアン・アレンさん、デビッド・ストラザーンさんといったシリーズの重要人物も再登場し、極秘プログラムを陰でコントロールするリック・バイヤー役でエドワード・ノートンさん、政府の極秘計画に携わる医師マルタ役でレイチェル・ワイズさんが新たに出演。日本語吹き替え版では、松雪さんがマルタ役の吹き替えに挑戦している。

 大歓声で迎えられたレナーさんは「こんにちはー!」と日本語であいさつ。さらに、「みなさん、こんばんは。僕はジェレミー・レナーです。今日は来てくれてありがとう。映画楽しんでください!」と日本語で続け、観客からは「ファンタスティック!」の声も上がった。人気シリーズの主演抜てきについては、「とてもエキサイティングだったよ。どんな役かは、見て確認してほしいね」とコメント。今回が初来日となるが、取材対応などでスケジュールはタイトだといい、「昨日の夜に着いて、日本で見たのはホテルと空港、そして今回の劇場、あとは自分のまぶたの内側だけだね。今日これから夜の街に繰り出そうと思ってるよ」とユーモアたっぷりに話していた。

 映画「ボーン・レガシー」は9月28日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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