新世界より:ファン400人が“声優デビュー” 先行試写イベントで

「新世界より」のスペシャル上映イベントに登場したメンバーら
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「新世界より」のスペシャル上映イベントに登場したメンバーら

 人気作家・貴志祐介さんの小説が原作のテレビアニメ「新世界より」の先行試写イベントが25日、東京都内で開かれ、声優の種田梨沙さんや花澤香菜さんらが登場した。イベントは試写のほか、群衆の音を収録する「ガヤ収録」を会場で行うことがその場で発表され、約400人の来場者らは突然の“声優デビュー”に驚きながらも、懸命に演技をしていた。

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 収録したのは、作品に登場する謎の生き物「バケネズミ」軍団の「ギギギー」という雄たけびと、「ギャアア」と叫ぶ断末魔のシーン。最初に花澤さんらが見本を見せた後、約400人の来場者がそれをまねて実演。声優陣からも合格点が出ていた。

 上映イベントは、最初にアニメの1~3話の試写があった後、種田さんや花澤さんら5人の声優がトークショーで作品への思いを語った。石浜真史監督は「好きなシーンは(1話の)冒頭で子供たちが遊ぶ場面ですね。役者の魂が一つになった瞬間と思う」と作品の出来に自信を見せた。主役の渡辺早季役を演じる種田さんは「原作のファンとしてドキドキしている。みなさんにも楽しんでいただけたら」とアピールした。

 「新世界より」は、1000年後の日本が舞台。「呪力(じゅりょく)」という特殊な力を手に入れた人々が「八丁標(はっちょうじめ)」と呼ばれる結界の中で小さなコミュニティーを形成し、情報や思想、記憶、愛、命を管理、統制していた。そんな中、渡辺早季ら5人の少年少女が滅びゆく世界と仲間を守るため冒険と戦いに身を投じていく……という内容だ。アニメは全25話(2クール)の予定。

 初回放送は、テレビ朝日で10月2日深夜3時10分、ABCで10月3日深夜2時48分、CSテレ朝チャンネルで9月28日深夜0時半から。(毎日新聞デジタル)

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