田中麗奈:四国のお遍路ドラマに主演 「等身大の女性出したい」

NHK提供
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 女優の田中麗奈さん(32)がこのほど、NHK松山放送局で行われた主演ドラマ「歩く、歩く、歩く~四国 遍路道~」(NHK BSプレミアム)の制作発表会見に出席。愛媛県を舞台に、一軒の善根宿(ぜんこんやど)に泊まり合わせた遍路たちと、宿の女主人が織りなすヒューマン・ドラマを描く。自身と同じ32歳の女性を演じる田中さんは、「等身大の女性のリアルな悩みや心の揺らぎ、未熟なところを出していきたいです」と意気込み、「苦しいこと、理解できないこと、それに希望も、さまざまなものを感じて、その気持ちを大事に演じていければ」と力を込めた。

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 ドラマは、東京でフリーライターをしていた葉山美砂(田中さん)が主人公。仕事や恋愛につまずき、四国に遍路の旅に出た美砂は、一軒の善根宿にたどり着く。そこで、女主人・木村靖子(いしだあゆみさん)と、2人の男性、後藤(井上順さん)と中村(永山絢斗さん)に出会い……というストーリー。収録は11月上旬までを予定しており、松山市、新居浜市など愛媛県内でオールロケ撮影を行う。

 会見には、いしださん、井上さんも出席。松山市の高校を舞台にし、98年に公開された「がんばっていきまっしょい」で映画デビューを果たした田中さんは、「時がたって、またこちらでお世話になることになり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」としみじみ。「しっかりと演じますのでよろしくお願いします」と話した。

 一方、善根宿の女主人を演じるいしださんは、「人様のために何かをする、させてもらう。それは全部自分に返ってくることだと最近思うんです。仕事が終わった後、堂々と『ありがとうございました。お疲れさまでした』って大きい声で言えるような仕事をしたいな、といつも思っています。今回もそうなるように、精いっぱい心を込めておばあちゃんを演じたいと思います」と意気込みを語った。

 ドラマは、NHK・BSプレミアムで13年1月20日午後10時から放送。(毎日新聞デジタル)

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