井上真央:霊長類最強・吉田沙保里選手に「勝っちゃった」 綱引き大会で真剣勝負

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 綱引きをテーマとした映画「綱引いちゃった!」(水田伸生監督)の主演を務める井上真央さんが28日、三重県伊勢市の皇学館大学総合体育館メーンアリーナで開催された「お伊勢さん全日本男女混合綱引大会」にサプライズゲストとして登場し、同県出身でロンドン五輪レスリング女子55キロ級金メダリストの吉田沙保里選手と綱引き対決を行った。「女優さんなので、お手柔らかにといきたいところですが、やはり勝負事なので真剣にいきたいと思います」と真剣勝負を宣言した吉田選手。映画の撮影のため約2カ月、綱引きのトレーニングを行ったという井上さんは、それぞれ8人の地元の小学生を引き連れて対決し、井上さんチームが勝利した。

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 井上さんは「勝っちゃいました! 霊長類最強(の異名を持つ吉田選手)に勝っちゃいました」と喜び、吉田選手は「相当『力』で引っ張ったのですが全然ダメで、やっぱりチームで息が合わないとダメなんだないうことを改めて感じました」と悔しそうにしながら「連勝記録を(井上さんに)止められてしまったので、また次の試合から1勝、2勝と勝利を目指して頑張っていきます」と力強く語った。また、井上さんは「綱引きは『パワー』ではなく『チームワーク』だという(映画の)メッセージが伝わったかなと思います」と映画をPRした。

 また、吉田選手は「『花より男子』とか見ていてずっと大ファンだったので、今日お会いできてすごくうれしかったです。本当に可愛くてきれいだなと思いました」と語り、井上さんも「なかなかお会いできる方ではないのですごく幸せ」と対面を喜んだ。また、吉田選手は井上さんの首にロンドン五輪の金メダルをかけて「こんな大女優にかけていただいて光栄です」と話した。2人はすっかり仲良くなった様子で「(伊勢神宮に)今度は恋愛成就の祈願を一緒に行きましょう。恋愛は連敗続きなので(笑い)」「ぜひ協力してください」などと恋愛トークを楽しんでいた。

 「綱引いちゃった!」は、あまりにも知名度の低い大分市のPRをするため、市長(風間杜夫さん)から女子綱引きチーム「つなむすめ」の結成を命じられたまじめな市役所広報課・西川千晶(井上さん)が奮闘する姿を描いた作品。井上さん演じる千昌の母・容子役を松坂慶子さんが演じ、浅茅陽子さん、西田尚美さん、ソニンさん、渡辺直美さん、中鉢明子さん、犬山イヌコさんが「つなむすめ」メンバーとして出演する。11月23日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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